ほっこり!体に優しい台湾の朝ごはんを楽しめる
台湾料理『小宇宙食堂』のモーニングをいただいてきました 神戸市灘区
神戸市灘区にある台湾料理の店『小宇宙食堂』では、台湾の人にとって1年の始まりを表す旧正月に合わせて、今年1月下旬から「モーニング」の提供を開始。1日のスタートにふさわしい“ほっこり・あたたか”な台湾の定番モーニングを堪能してきました。
店は2020年にオープン。「神戸らしい海の見える場所に」という思いから当初は須磨区に店を構えましたが、宝塚や西宮といった県東から訪れる客が多かったため、2021年に灘区に移転してきました。
どこか懐かしくあたたかい雰囲気の店内は、鉄製の飾り格子「鉄窓花(てっそうか)」をアレンジしたものや「タイル」など、至るところに散りばめられた「台湾テイスト」が鮮やかです。そんな中でも目を引くのは、ふんわり柔らかで淡いタッチの水墨画の数々。
何を隠そう、これらの画はすべてこの店のオーナーで台湾出身の林(リン)さんによって描かれたもの。台湾の芸大で水墨画を専攻し、在学中に神戸に留学。その後日本の大学院へ進学し、学びを深めたといいます。お店では、リンさんから直接教わる水墨画教室も開催されています。
そんなギャラリーのような空間で楽しめるモーニングは、台湾の定番メニュー。台湾粥と鹹豆漿(シェントウジャン)と呼ばれる塩豆乳スープ、蛋餅(ダンビン)と呼ばれるおかずから2品または全種類を堪能できるものです。
生米から炊いた台湾粥は、お米本来のふんわりとした甘さが口いっぱいに広がります。上にのったフライドエシャロットの香りがアクセント。ごま油と醤油で味付けしたおからパウダーと一緒に食べるのが台湾流なんだとか。
豆乳スープは豆乳の優しい甘さに加え、3種類のお酢をブレンドしたという酢醤油の味わいが後を引きます。これだけでもなんだかクセになる味わいですが、ザーサイと一緒に食べるとまた違った味わいに。
蛋餅(ダンビン)は、クレープのようなもちもち生地がとってもおいしい!たまごやレタスを巻いたもので、なんだか「お好み焼き」を彷彿とさせる一品でした。
リンさんが手掛ける料理はすべて無添加で、「自分の子供に食べさせたい料理」がテーマ。モーニング以外の料理も、台湾の定番ではありながら日本料理も学んできたリンさんだからこそ手掛けられる、ここでしか食べられないオリジナルな料理が楽しめます。
初めて食べたはずなのに、なんだか懐かしくてほっこりする。にっこり優しい気持ちで、1日をスタートできること間違いなしです。
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詳細情報
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- 小宇宙食堂
(神戸市灘区友田町1丁目4-19-2)
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- 月〜金 11:00~15:00(L.O.14:30)
土日・祝 9:00~10:30 (台湾モーニング)
11:00~19:00(L.O.18:30) - アクセス
- 阪神本線「新在家駅」から徒歩6分
阪神本線「石屋川駅」から徒歩7分
JR神戸線「六甲道駅」から徒歩7分 - 定休日
- 水曜日