丁寧に手をかけて作る地産地消のごはんに感動!
一王山十善寺のお茶屋さん『カミカ茶寮+読林(とくりん)』に行ってきました 神戸市灘区
神戸市灘区一王山の960年以上続く歴史あるお寺、十善寺。その境内にある美味しい手作りごはんがいただけるお茶屋さん『カミカ茶寮+読林(とくりん)』に行ってきました。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
お店は1階が茶屋、2階が読書スペースという構成。建物前にはご座を敷いた縁台が並び、隣には神戸独特の文化である“毎日登山”の署名所があります。
茶屋に着いてすぐ、ランチを終えた2人連れの女性客に出会ったのですが、なんと2人は登山会の会員さんでした!
せっかくなのでお2人に裏山の遊歩道を案内してもらうことに。現在十善寺は臨済宗のお寺ですが、創建のご縁で弘法大師を祀っており、裏山には八十八か所の霊場の祠(ほこら)があちこちにあります。
一王山では、早朝まだ暗いうちから裏山の公園でブルガリアダンスをしたり、境内でラジオ体操をしたり、毎日登山の記帳に訪れる方で賑わっているそうです。
そのまま1周15分程度の軽いハイキングをしてから店内へ。雰囲気のある調度品は、木の風合いがとってもいい感じです。
自作の棚には、店主の豊永さんが集めたコーヒーカップのコレクションがつるされています。
今回はおすすめランチの「カミカごはん」(要予約)をいただきました。
惚れ惚れするような美しさ!ランチには神戸市内でとれた野菜や三田の農家さんが育てたお米・黒豆など、地場の食材がふんだんに使用されています。
色鮮やかな赤キャベツはお酢を効かせた優しい味に。自家製(!)の切干大根は、適度なシャキシャキ感が楽しめます。
土鍋で焼いた石焼き芋にキンカンの甘煮を乗せたり、ハンバーグに甘くて大粒の黒豆を合わせたり、丁寧な仕事がうかがえるメニューの数々に感動するばかりです!
食後にいただいた「名物カミカまんじゅう」は白あんと三田産黒豆の優しい甘さが絶妙~♡直前に豆を挽いた深煎りのドリップコーヒーによく合います。
コーヒーは六甲道のコーヒーローストさんの豆。いつかは茶屋の隣に”森の焙煎所”を作って、季節に合わせたブレンドコーヒーを提供したいと夢を語る豊永さん。
実はこちらのお店、お茶屋だけでなく地元・一王山を盛り上げるための様々な活動の企画にも積極的に取り組んでいるんです。
登山会のおじいちゃんおばあちゃんたちとの触れ合いの中で、その力強さや忍耐強さに惹かれ、協力したい、また近所の子どもたちにもその姿に触れてもらいたいと思ったのがきっかけだったそう。
現在は、“渡り蝶”のアサギマダラを一王山に呼ぶことを目指した「てふてふの森くらぶ」や、「国宝桜ヶ丘銅鐸を伝え隊」の活動に協力するなど、登山会メンバーや地域の方々と一緒に活動に取り組まれています。
取材中もおじいちゃんたちが入れ替わりで立ち寄ります。土日中心に子どもたちも遊びに来て、中には店の手伝いをする子もいるそう。
おじいちゃんたちと子どもたちのふれ合いの場、地域の方が集まるコミュニティとしてもカミカ茶寮がなくてはならない存在となっています。
- 場所
- カミカ茶寮+読林(かみかさりょうぷらすとくりん)
(神戸市灘区一王山町12-48 十善寺 )
Google マップ - 詳細
- 1階 カミカ茶寮
2階 読書スペース、イートイン、貸スペース(貸切の場合1時間1,000円) - グルメサイトで見る