日本酒の魅力にはまりそう♪酒造りの伝統と文化に浸る
淡路島『千年一酒造』の「酒蔵見学」体験レポート 淡路市
数々の受賞歴を持つ淡路島の造り酒屋『千年一酒造』。創業明治8年、2025年には創立150年を控えるこだわりの酒造りの工程を見ることができる「酒蔵見学」を体験してきました。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
明石海峡大橋から志筑方面に向かって国道28号線を進むと左手に見える酒樽と「千年一酒造」の看板が目印。少人数であれば、当日連絡でも見学させてもらえます。
温もりを感じるお店の暖簾をくぐり、スタッフさんに声を掛けて酒蔵見学スタート。お酒造りの工程から説明してもらえるので、日本酒の知識があまりなくても大丈夫です。
手で洗米され丸く真っ白に磨かれたお米や、蒸米を行う甑(こしき)、醪(もろみ)期間の温度管理など、「千年一酒造」で大切に守られている昔ながらの製法を見ると「手造り」へのこだわりが実感できます。
ひたむきな手仕事によってすっきりと透き通る日本酒が作られていることが分かり、造り手の思いが伝わる奥深いひと時でした。
酒蔵見学の後は2階の販売スペースに上がって、利き酒体験をさせてもらうことができます。
利き酒用に用意されている4~5種の日本酒をお猪口サイズのカップに注いでもらって飲み比べ。
今回はすっきりとした味わいの「特別純米酒」、きりっとした辛口の「純米大吟醸」、フルーティーな香りが楽しめる「郁」、やや濁りを残したまろやかな味わいの「しぼりたて生原酒」の4種を試飲させてもらいました。
精米歩合、酵母の違い、火入れなど同じお米から作られるお酒でも、作り方次第で味も香りも異なる一杯になるそう。
個性が異なるお酒をいくつか味わえるので、それを元にさらにアドバイスをもらえば、豊富なラインナップの中から自分の好みにぴったりのお酒を見つけられます。
女性向けの飲みやすいお酒やここでしか買えないお酒など、説明を聞いているとどれも飲んでみたくなるほど魅力的。美味しい飲み方も教えてもらえて、日本酒の楽しみ方のイメージも広がります。
甘酒コーナーもあり、大吟醸の酒粕は香りも味も別格の美味しさ。日本酒仕込みのおつまみや淡路島の特産品も販売されているので、お気に入りのお酒に合うお土産が買えるのも嬉しいですね。
「日本酒とは、神様のお下がりでいただくもの」。そう語る社長の上野山さんの言葉には、美味しいお酒を作ることに真摯に向き合ってこられた造り酒屋らしい"誠実さ"が表れていました。
10月から3月の寒い時期が『千年一酒造』の酒造りの時期。この時期ならではの風景と新酒を味わいに足を運んでみてはいかがでしょうか。