“食と身体”の関係を考え尽くしたお菓子は“良薬口に甘し”
阪神芦屋『上(しょう)』へ行ってきました 芦屋市
大阪・新町の名店「餅匠 しづく」が、芦屋に3店舗目となる新店『上(しょう)』を11月3日にオープンしました。
<お菓子で百薬の長を目指す>をコンセプトに、創業以来"食と身体"の関係性について思考し、体への配慮を優先したお菓子を作り続けています。
主要な素材の「餅米」や「小豆」「米粉」「餅粉」「砂糖」「雑穀」などは自然農法、無農薬栽培のものを使っており、各素材の新物の収穫が揃う毎年1〜2月に放射能測定を行い、ホームページなどで結果を提示するなど食の安全管理も徹底しています。
きっかけは、店主の石田さんご自身が体調を崩してしまったことから始まります。多忙ゆえ、おろそかにしていた食べ物が体を作るということに改めて気がつき、体のシステムについてくり返し考えるようになりました。体にリスクがあるものを一つまたは二つ減らし、トータルではプラスのエネルギーになるようにお菓子を作ることを試みたそうです。
すると、いつしか「ここのお菓子を食べると元気になれる」とお客さんから嬉しい感想を聞くようになったのだとか。
今回は芦屋店のみで販売される3種類をいただきました。
[静神丸(せいしんがん)]
「発芽はと麦」「黒胡麻」「蜂蜜」を練り合わせ、グラスフェドの生クリームが黒胡麻あんの中に包まれています。
[雫]
「氷餅」の中に「黄身あん」、海洋深層水を使った「雫」が真ん中に飾られています。
[フラワー オブ ライフ]
「白あん」「こしあん」の練り切りに「シナモン」「サフラン」を加えています。
店主曰く、「インパクトのある味や見た目を重視したものではなく、体への配慮を優先したお菓子」は、確かに華やかな装飾はありませんが、凛とした美しさがあります。
【ハレ(特別=エネルギー(気)をもらう)の日】に食べる美味しくて綺麗なお菓子でもなく、
【ケ(日常=エネルギー(気)がある)の日】のお菓子でもなく、
【ケガレ(気枯れ=エネルギー(気)が足りない)の日】のような、病気や体の調子の悪い時、哀しい時に選んでもらえるようなお菓子を作り続けたい、とのこと。
忙しい世の中で、疲れたわたしたちの心と体に再び元気と安らぎを与えてくれる、そんなお菓子です。
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- 上(しょう)
(芦屋市茶屋ノ町10-9)
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