高齢化社会で増加する動物愛護の問題について学ぶ

尼崎市立中央北生涯学習プラザ　シンポジウム「高齢者とペット問題を考える」

近年問題となっている“独居高齢者の死亡や入院等によって起こるペットの飼育放棄”をテーマにしたシンポジウム「高齢者とペット問題を考える」が、12月4日に尼崎市立中央北生涯学習プラザで開催されます。入場無料・事前申込制。

動物環境・福祉協会『Eva』理事長・杉本彩さんによる基調講演と、動物愛護に関わる専門家たちによるパネルディスカッションに加え、フォトエッセイスト・児玉小枝さんの写真展『老犬たちの涙』も同時開催。
高齢者とペットの安心カード
シンポジウムを主催するNPO法人『C.O.N』は尼崎市を拠点に動物愛護活動に取り組んでいる団体で、2020年4月より、高齢飼い主のペット飼育に支障が生じた際に問題の早期発見・早期支援につなげるための「高齢者とペットの安心プロジェクト」を発足。

今回のシンポジウムは、今後ますます増加する「高齢者とペットの問題」について広く発信・啓発していくことを目的に企画されました。

シンポジウムは二部制で、第一部は女優の杉本彩さんによる基調講演「日本の動物愛護が向かうべき輝く未来」。

動物環境・福祉協会『Eva』の理事長として活動する杉本さんが、これまでの経験から得た知見をもとに、動物愛護のあるべき未来について語ります。

第二部のパネルディスカッションでは、杉本さんに加え、“人と動物との共生”をテーマに取材活動を行うフォトエッセイストの児玉小枝さんや、保護猫活動を行うボランティア団体『team ねこのて』の代表・水野直美さん等が壇上に上がり、現場からみた「動物愛護の今」について議論されます。

＜記者のひとこと＞
同時開催される写真展『老犬たちの涙』の会場には、飼い主に捨てられ殺処分を待つ老犬たちの姿を捉えた写真が展示されます。写真が伝えるのは、思わず目を背けたくなるような辛い現実ですが、だからこそ私たち一人ひとりが真摯に向き合っていかなければいけないのだと思いました。

詳細情報