江戸時代に造られた旧灯台を復元!夜にはライトアップも
明石港の「旧波門崎燈籠堂」 復元整備が完成
明石港の歴史を象徴する構造物「旧波門崎燈籠堂(きゅうはとさきとうろうどう)」の復元整備が完成し、10月18日に完成式が行われました。
江戸時代中期に設置されて以降、明石港のシンボルとして親しまれてきた旧灯台を、明治時代の資料をもとに復元。周辺には新たに広場やベンチが整備され、夜間には毎日ライトアップが行われるようにもなりました。
明暦3(1657)年頃に播磨国明石藩の5代藩主松平忠国によって造られたと伝わっている「波門崎燈籠堂」は、現存する石造りの旧灯台として日本最古の歴史を誇り、2021年から明石市の指定有形文化財に指定されています。
沖合に新灯台が設置されたことで昭和38(1963)年に灯台としての役目を終えてからは、明石の観光名所のひとつとして多くの観光客も訪れたそうです。
今回の復元整備では、昭和7(1932)年にコンクリート製に改築された燈籠部分を、明治41(1908)年に発行された「明石名所写真帖」を参考にしながら当時と同じ木製に復元。取り外した旧燈籠部分も破棄せず、歴史遺産として展示されています。
<記者のひとこと>
明石港のシンボルが装いを新たにお披露目!燈籠部分を幻想的に照らし出す夜間ライトアップは、日没から22時の時間帯に毎日実施されています。
詳細情報
- 場所
- 旧波門崎燈籠堂
(明石市港町2-9)
GoogleMapで探す