深まる秋を堪能　和の調べと朗読と

『明石城 観月会2022』明石市

県立明石公園（明石市）にある武蔵の庭園で9月10日、『明石城 観月会2022』が開催されます。入場無料。

今年の中秋の名月はまさに9月10日です。同イベントでは、美しい月と明石城のライトアップの共演を眺めながら、朗読や和楽器の演奏も楽しむことができます。

日本の都市公園百選にも選ばれた明石公園は、国の重要文化財である巽櫓（たつみやぐら）・坤櫓（ひつじさるやぐら）のある明石城跡に加えて、スポーツ施設や、木製遊具などの遊具を備える子どもの村、ボートにも乗れる剛ノ池など、市街地にありながら多彩な趣を楽しめる都市公園です。

当日は、園内にある武蔵の庭園を舞台に朗読会を実施。紫式部をはじめ古の歌人が手がけた和歌に加えて、講談えほん『宮本武蔵　山田真龍軒』や、どんな場所にも光を投げかける月をテーマにした絵本『ふしぎな月』などが読まれます。演奏会には尺八などの和楽器が登場し、月明りのもとで「荒城の月」や、秋のうたが披露されます。
昨年度開催の様子
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場ご入場の際の手指の消毒や会場内でのソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用などが呼びかけられています。

同園では「ライトに照らされた幽玄な風情の櫓を見ながら、優美な朗読と尺八や琴の演奏は、みなさまを夢の世界にいざなうことでしょう」とイベントの魅力を伝えます。

＜記者のひとこと＞
日が落ちると涼しい風が吹き始める昨今。
穏やかな名月を愛でながら、深まる秋を堪能できそうですね。

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