パン好き熱狂！全国の人気ベーカリー25店の焼き立てが甲子園に

初開催「パントタビスル甲子園」に行って来ました　西宮市

開催日:2022年9月10日（土）

有名パンシェルジュ激選、全国の人気ベーカリー25店舗が集結する「パントタビスル甲子園」（西宮市）が、9月10日に開催されました。パン好きな街で行われる初開催のイベントに興味津々、実際に会場へ行って来ました。大盛り上がりを見せていた当日の様子や各店舗について詳しく紹介していきます。

イベント会場は、甲子園駅西口（阪神電車）を出てすぐの甲子園駅前広場です。

初開催にも関わらずイベント開始時間10分前の会場は、すでに長蛇の列。パン好きの皆さんの熱量が、ひしひしと伝わって来ましたよ。
会場真ん中、挨拶をするパンシェルジュの榎友寿（えのきともひさ）氏
同イベントは全国のベーカリーに精通し、百貨店等での数々のイベント実績を誇るパンシェルジュの榎友寿（えのきともひさ）氏が、この日のために関西・関東・中国・四国・九州などから選び抜いた25店が出店。

地元のベーカリーから憧れのお店まで、全国の人気店のパンが甲子園で食べられるなんて嬉しすぎる。しかも全店舗がその日の朝に焼いた、焼き立てを持ってきてくれているんだとか。え、全国から来るのに焼き立てが食べられるの！？これは最高としか言いようがない。
「PATELIER FUKUMORI（パトリエフクモリ）」（大阪市）
11時の開始の合図と共に、参加者の皆さんが続々とお目当てのお店へ並び始めました。どのお店も人気店なのですが、特にお客さんが並んでいたのは「PATELIER FUKUMORI（パトリエフクモリ）」（大阪）。
明太フランス378円（税込）
なんと同店のオーナーさんは明太フランスの産みの親。その技術は超一流なのに、リーズナブルな価格で種類の豊富さが特徴のお店です。
タルマーリー（鳥取県）
左：サンバケット508円（税込）、右：くるみとレーズン918円（税込）
時間差で12時にオープンした「タルマーリー」（鳥取）は、イベント開始直後から多くのお客さんが並び始めていました。酵母も麹菌も乳酸菌も野生の菌を自家培養して発酵させているこだわりのお店です。

地元西宮からは、ブーランジェリー・フリアンドとブーランジュリーグルマンが出店。地元のパン屋さんから、全国各地まで幅広いラインナップとなっていました。

各店舗ごとにテントが建てられており、その中でお会計まで済ませることができます。（一部合同のレジあり）好きなパンをトレーに載せたら、そのまま同テント内にあるレジへ。支払いは現金と電子マネーの両方に対応していたのでスムースにお会計できました。私が購入した店舗は、持ち帰り用袋のご用意もあリましたよ。

どのお店も美味しそうで迷いましたが、今回は4店舗に絞って購入しました。まず「R .NOGUCHI(アールノグチ）」（大阪）ではテレビ番組で紹介され大人気の「はぁとのくりーむぱん」210円（税込）、「発酵バターふらんす」130円（税込）をゲット。購入後、まだ温かさの残るパンに触れ「本当に焼き立てなんだ」と改めて感動しました。
「発酵バターふらんす」130円（税込）
「発酵バターふらんす」は、柔らかさを感じるが食べ応えのある生地に主役の四つ葉バターが挟んであります。塩味が抑えてあって優しい味わい。
「はぁとのくりーむぱん」210円（税込）
「はぁとのくりーむぱん」は自家製カスタードクリームがびっしり詰まっているので、このサイズでも食べ応え十分。パンもしっとりしていて柔らかい。パサつきなしで、あっという間に食べきってしまいました。

「パリジーノ＆アトリエ・ドゥ・ママン」（大阪）は、ガレット・デ・ロワのコンクール（2020年）で日本一になり、12月にパリで行われるフランス大会（2022年）にも出場が決まっている凄腕の職人さんのお店。
左「オレンジピール入りのドーナツ」200円（税込）
右「野菜のキッシュ」300円（税込）
そんな同店では「ドナドナドーナツ」200円（税込）を。ブリオッシュ生地の中に中にオレンジピールとヘーゼルナッツ、アーモンドパウダーのフィリングが入っています。チョコレートとの相性抜群な組み合わせに思わずうっとり。見た目はサクサクしてちょっと固そうかなと思いましたが、程よくしっとり感のあるブリオッシュ生地でした。もうひとつ買っておけばよかったなと後悔するほど、魅力的なドーナツに出会えました。

地元の食材と10種類の小麦粉を使い分け無添加・天然酵母が人気の「メゾンフルリール」（和歌山）では「野菜のキッシュ」300円（税込）を購入。時間が経ってから食べたのに、生地がサクサクしていて驚きです。野菜が入ったアパレイユ（卵液）はほんのり甘く、ブラックペッパーの香ばしさで引き締まった味に。
COFFEEkinenbi（兵庫・大阪を移動するキッチンカー）
まだまだ残暑厳しい9月中旬でしたが、コーヒーのキッチンカーやアイスクリームのお店も出店していたので、会場の脇にあるベンチに座って休憩しながら楽しむことができました。

15時頃には売り切れてしまうお店もチラホラと出るなど、大盛況のうちに終了した今回のイベント。来年は会場の面積を広げ、店舗数も60店舗に倍増して行うみたいですよ。来年パワーアップして帰ってくる予定の「パントタビスル甲子園」が、今から待ち遠しくて仕方ありません。