お米を知り尽くしたプロが贈るこだわりのおにぎり

おにぎり専門店「米処穂（みのり）神戸店」訪問レポ　神戸市中央区

掲載日:2022/8/18

お米のプロフェッショナル、株式会社神明直営のおにぎり専門店「米処穂（みのり）神戸店」。お米の種類だけでなく、海苔や具材、握り方にもこだわった、種類豊富なおにぎりに出合える元町の店舗を訪れました。

国内のお米の消費量が年々減少するなかで、「精米の販売だけでなく、お客様にとって手軽でなじみのある『おにぎり』を通じてお米本来のおいしさを発信し、お米の消費拡大につなげたい」と、5年前におにぎり専門店として開店。

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おにぎりやお弁当のテイクアウトはもちろん、店内でもおにぎりを中心としたメニューを味わえます。実際におにぎりに使用しているお米はその場で精米し購入することもできる、お米のプロフェッショナルならではの店舗です。

神明のシンボルマーク「赤富士」をイメージした壁が、和の落ち着いた雰囲気を醸し出す店内
おにぎりに使用するお米は、1週間おきに銘柄を変更。おにぎりに合う、粒がしっかりとしたお米を厳選しています。訪れたこの日は、大粒でツヤのある新潟の新品種「新之助」。普段目にすることのない珍しいお米を試せるのは嬉しいですね。

ほかにも、ご飯を炊く際に使用する水は奥大山の天然水を、おにぎりを握る際は沖縄の塩「シママース」を使用するこだわり。中でも「塩おにぎり」は、岩手の「のだ塩」でまろやかな塩味に仕上げているそうです。

店頭には、定番具材のおにぎりがずらりと並びます。ごぼうの良い香りが広がる「おかかごぼう」や、甘辛く仕上げた「生姜とちりめん佃煮」、山椒を効かせた「牛肉と舞茸しぐれ煮」など、店内で手作りした具材を中心に18種ものおにぎりから選べます。

「紀州梅五代庵」270円、「焼き塩さば」230円、「牛肉と舞茸しぐれ煮」270円　（いずれも税込み）
今回は、おすすめの「紀州梅五代庵」をいただきました。蓋を開けると、有明海苔の良い香りが漂います。力を入れずふんわり3回で握ったというおにぎりは、お米が口の中でほろっとほどけて、老舗梅干し専門店「五代庵」の甘酸っぱい梅干しと抜群の相性。それぞれの素材の良さが際立つ一品です。

「焼き塩さば」は、脂がのった塩さばがたっぷり入った一番人気のおにぎり。当日の朝店内で焼き、粗めにほぐされた身からは、塩さばの旨味がしっかりと感じられます。同様に「焼き鮭」の鮭も店内で焼いているそうですよ。

「穂（みのり）セット」（焼き鮭）550円（税込み）
※おにぎり2個の場合は750円（税込み）
※270円のおにぎりの場合は+40円
※テイクアウトも可
おにぎりに、味噌汁と惣菜が付いたこちらは「穂（みのり）セット」。好きなおにぎりと、「だし巻き」「根菜煮」「木の実和え」など日替わりで用意された惣菜から1品が選べます。ほかにも「穂（みのり）弁当」「だし巻き弁当」「鮭弁当」など、テイクアウトメニューも充実しています。

おはぎ（きなこ、粒あん）ドリンクセット（スペシャリティーコーヒー）600円（税込み）
※おはぎ1個の場合は450円（税込み）
※カフェラテの場合は+20円
※おはぎはテイクアウトも可
午後2時からは、カフェタイムがスタート。おにぎりだけでなく、「粒あん」「きなこ」「ごま」の3種のおはぎも店内で楽しめる「和菓子カフェ」となります。

おはぎは、お米のもっちりとした食感が特徴。楊枝で切れないほどの弾力です。甘さ控えめで大きめのおはぎは食べ応え満点。あっさりとした甘味ともっちりとした食感がやみつきになりそうな味わいで、コーヒーともよく合います。

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また、農家との繋がりやお米の調達力を活かして、生産地や生産量が限られていて量販店では手に入りにくいお米を1kgから販売。店頭で精米するため新鮮で、精米度合いも指定できます。こしひかりで有名な魚沼コシヒカリの中でも南魚沼旧六日町地区産のものや、こしひかりの突然変異から発見され、粒の大きさが約1.5倍にもなる「いのちの壱」など、希少なお米を贈答用として購入する人も多いそうです。

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