木の温もりに癒される!三田の山奥で石窯ピザパンとチェーを堪能
ハード系石窯パン専門店『パン工房のら』実食レポ 三田市
篠山市にほど近い三田市の山奥に、全国のパン通から愛されるパン屋さん「パン工房のら」があります。三田では珍しいハード系の石窯パンのお店ですが、併設のカフェでいただける"石窯ピザパンとアジアンデザートが絶品!"と聞き、さっそく取材に訪れました。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
三田市の市街地から車を走らせること約30分。くねくねの山道を抜けると、緑豊かな山の中腹に山小屋風の一軒家が見えてきます。なんともおしゃれな外観に心が躍ります。はやる気持ちを抑えて車を降りると、そこは標高550mの別世界!肌を撫でる風も一段涼しく感じます。
暖簾をくぐって中に入ると、窯焼きの香ばしい香りが。木の温もりあふれる店内にホッと心が癒されます。趣のある店内にすっかり魅了されてしまいました。鉄作家さんがセルフビルドで建てた家をリノベーションされたそうですが、当時の面影の残る鉄の柱など、独特の建築も一見の価値があります。
同店のパンはすべて石窯で作られています。驚くことにこの石窯はオーナーの櫻井さん自らレンガを重ねて作ったそう!パンの素材も国産小麦やドイツ産ライ麦、天然酵母を使用し、機械に頼らず手ごねで作っています。
まずは人気の「ピッツァマルゲリータ」をオーダーしました。石窯から出てきたばかりのアツアツをひと切れ手にとると、チーズがとろ〜り。ひとくちかじると、ジュワッ!チーズの風味バジルの香りが鼻に抜けます。天然酵母パンの歯ごたえ、独特の酸味がトッピングとマッチして、絶妙なおいしさです!
ピザパンはオーダーが入ると石窯で温め直してくれます。しっかり温められたピザは時間が経っても冷めにくく、長くアツアツを楽しめるのがうれしいですね。
続いてチェーをオーダーします。チェーとはベトナム風かき氷のことで、かき氷とアイスクリームにバナナやマンゴーなどのフルーツと自家製緑豆餡などを乗せ、上からココナッツクリームをかけたものです。かき氷やアイスが少し溶けてきた頃に、下から混ぜながらいただきます。食べ進めるごとに色々な味や香りが混じり合い、気分は一気にベトナムへ!トッピングはその日によって変わるのでで、どうぞお楽しみに。優しい口当たりのかき氷なので、かき氷を食べると頭がキーンとなる方にもおすすめですよ。ちなみにチェーは暑い時期のみの提供なので、注意してくださいね。
オーナーの櫻井さんは独学でパン作りの道をスタートさせたという異色の経歴の持ち主。お店を始める前はアジアをバックパッカーとして回られ、その経験がカレーパンやチェー作りに生かされているそうです。以前お店は奈良にありましたが、そのおいしさが評判を呼び、新天地を求めて三田に移転されたそう。"石窯の煙がご近所の迷惑にならないように"と広い場所を求め、5年もの長い歳月をかけて辿り着いた場所だそうです。篠山にほど近い山奥ですが、大阪や神戸の中心部からも車で小一時間で行けるので、お休みの日にドライブがてら立ち寄ってみてくださいね。
今回は訪問したのが夕方だったので、持ち帰り用のパンの種類は少なくなってしまっていましたが、午前中は種類が豊富とのこと。ハード系のパンが大好きな筆者も3つ持ち帰り、家で実食してみることにしました。
どっしり堂々たる風格のパン。中身が気になるので、さっそくナイフを入れてみます。
切ってみるとレーズンとくるみがぎっしり!どのパンも中が想像以上にもちもちで、抜群ににおいしい石窯パンです。まわりはしっかり固くてパリパリですが、中はしっとりしているので、ハード系が苦手な方にもおすすめです。
他では食べられない唯一無二の本格石窯パンとチェーを堪能しに、この週末は少し足を伸ばして「パン工房のら」を訪れてみてはいかがでしょうか。前日までの電話でパンの取り置きもできますので、ぜひご利用くださいね。
詳細情報
- 場所
- パン工房のら
(三田市永沢寺16)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 11:00〜17:00
- 定休日
- 火曜日、水曜日、木曜日
- 駐車場
- あり
- TEL
- 079-506-4951