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日本酒と桜の博物館、3つの夏季展覧会が同時開催
白鹿記念酒造博物館 夏季展「月と月のものがたり」他 西宮市
西宮市にある白鹿記念酒造博物館(=酒ミュージアム)では、夏季展「月と月のものがたり」酒資料室「酒づくりのスタート」笹部さくら資料室「桜とともに」の展示が同時開催されます。7月16日〜8月29日まで。(※「酒づくりのスタート精米」「桜とともに」の展示会に関しては、9月14日〜11月20日の期間も開催予定) [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
1982年設立の「白鹿記念酒造博物館(=酒ミュージアム)」は、消えゆく酒造用具や古文書史料などを保存し、酒のまちの景観を形作る酒蔵をそのまま利用した博物館です。開館と同時に西宮市から寄託された「西宮市笹部さくらコレクション」も含め、酒と桜の歴史や文化の研究や公開、成果の発信を行っています。
そんな同館は夏季展示として「月と月のものがたり」「酒づくりのスタート精米」「桜とともに」の3つの展示会を同時開催します。メインとなるのは「月と月のものがたり」。明治5年まで使われていた暦、太陰太陽暦(=旧暦)は、月が満ち欠けする周期に合わせて決められていました。暮らしの中で月の観察も親しまれ、そのうつり変わる姿には様々な呼び名が付けられました。同展では、月岡芳年の浮世絵「月百姿」33点をはじめ、月にまつわる作品から、私たちを魅了してやまない、月の姿やものがたりが紹介されています。
同日より酒資料室で開催される「酒づくりのスタート 精米」の展示では、酒づくりの最初の工程である精米について、江戸時代から現在までの進歩の歴史が紹介されます。同会場の酒資料室では、展示を見ながら親子クイズも楽しめるそうです。
また笹部さくら資料室「桜とともに」では、現在も桜の名所となっている、大阪造幣局や大阪城公園、西宮市の越水浄水場など、桜の植樹・移植を行い、桜に寄り添い続けた笹部新太郎氏の生涯が自筆記録を中心に紹介されています。
〈記者のひとこと〉
江戸時代より清酒造りで栄えた西宮市、そして桜にゆかりのある西宮市、その2つが楽しめる日本で唯一の博物館、非常に面白そうです。昨年の大蔵の照明のリニューアルに続き、今年も前蔵の照明がリニューアルした酒ミュージアム。ひとつひとつの展示物が見やすくなったり、英語の説明キャプションが追加されたりとますますパワーアップしているんだとか。お子さんの夏休み期間中に、親子でぜひ展示会を楽しんでみてはいかがでしょうか。
詳細情報
- 展示期間
- 夏季展「月と月のものがたり 」
2022年7月16日(土)〜8月29日(月)
酒資料室「酒づくりのスタート精米」
笹部さくら資料室「桜とともに」
2022年7月16日(土)〜8月29日(月)、9月14日(水)〜11月20日(日) - 場所
- 酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)
(西宮市鞍掛町8-21)
GoogleMapで探す - 開館時間
- 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日
- 火曜日
夏期休館 8月16日(火)〜8月18日(木)
10月17日(月)は記念館展示替えのため休館 - 入館料
- 一般500円・中小生250円
(記念館・酒蔵館は共通チケット)
※団体20名様以上は2割引き・ココロンカード呈示者は無料。65歳以上の西宮市民は、公的証明書呈示で半額。 - TEL
- 0798-33-0008