塩屋のお花屋さんが期間限定で“植物屋さん”に
『u3(ウミ)』 訪問レポ 神戸市垂水区
神戸市垂水区塩屋町にある『u3(ウミ)』は、昨年オープンした小さなお花屋さん。塩屋の中心部にある複合施設「heso.」の一角に店舗を構え、金・土・日曜日の週末にオープンしています。普段は生花を扱う同店が、8月末までの期間限定で「植物屋さん」に変身しているとのことで、行ってきました。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
「塩屋駅」から徒歩約10分、築約60年の酒屋をリノベーションした建物の向かって右側が入口です。白×黒のかわいい看板が目印。
レンガ色の店内。壁際、足元、天井にもたくさんの植物が飾られています。一歩足を踏み入れるとなんだか異世界。前を通る人が思わずのぞいていくのも分かる気がします。
店主の松江さんは、もともと大手の生花販売店でブライダルの仕事をしていました。現在もブライダルやディスプレイの仕事を続けつつ、週末はこの場所で「お花屋さん」を開店しています。「塩屋のオシャレなお花屋さん」として人気の同店、夏の暑さに弱い切花は7月・8月はお休みにして、7月から「植物屋さん」をオープン中です。
「店主の好みで揃えました」と言う植物は、個性的。園芸店やホームセンターではなかなか見かけない、珍しいものが中心です。
こちらの斑点が特徴的な植物は「ベゴニア・マクラータ」。水玉模様にも見える斑点がかわいいのですが、葉っぱの裏が赤いのも特徴的。「ベゴニア」は花が咲くこともあり、公園や家庭の花壇でも育てられているのをよく見かけますが、こちらの品種はちょっと珍しいですよね。光に透かしてみると葉の色がピンク色っぽく見えたり、置く場所によって違った楽しみ方ができる植物なのだそうです。
「ベゴニア」は育てやすく、初心者にもおすすめの植物なのだそう。
天井から下げられた「リプサリス」は多肉植物。サボテンの一種だそうです。水やりの頻度が少なく、冬が越せるので長く楽しめるとのこと。「家で育てるのが難しくなく、丈夫で手軽に楽しめるものを置いています」と松江さん。
直接買い付けに行って選んだという植物の数々。個性的だけれど奇抜すぎず、実はインテリアにも馴染みやすいのだそう。
店内には花器も並べられています。種類は多くありませんがどれも素敵。こだわりを聞いてみると“お店の壁の色に合うもの”を選んだとのこと。「レンガ色、テラコッタ色が中心です。ホワイト系のお家には合うと思います」と言われていました。数が絞られているのでかえって選びやすいかもしれません。
松江さんは、植物好きが高じて土に興味を持ち、なんと陶磁器も作るようになったのだとか。松江さん作の花器は大人気。残念ながら取材に訪れた時には売り切れでしたが、タイミングが合えば出会えます。次回は秋頃に登場予定だそうです。
Instagramを見てこちらの植物を求め、遠方からわざわざ来店するお客さんもいるそうですが、塩屋散策に来た人、植物好きのご近所さんがふらりと寄って植物談義に花を咲かせることもあるそうです。ちょっと異世界な店内で写真を撮りたいという人もいるのだとか。気軽に立ち寄れる雰囲気なので、植物好きな人、家に飾る植物をお探し中の人は、ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか?ちなみに、自宅や店舗用に大きな植物をお探しであれば、要望を聞いた上で仕入れることも可能だそうです。全国配送もできますので、気になる方はご相談くださいね。
詳細情報
- 住所
- u3
(神戸市垂水区塩屋町4-10-11)
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- 営業時間
- 金曜日 13:00~18:00
土曜日・日曜日 12:00~18:00 - 定休日
- 月・火・水・木曜日 ※臨時休はInstagramでお知らせあり