みどりのうどんの正体は…？茅葺き民家で但馬の味を楽しめるお店

よもぎうどん・よもぎ餅「かぐや姫」実食レポ　養父市

掲載日:2022/10/3

北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山IC」から車で約9分のところにある「かぐや姫」。よもぎうどん・よもぎ餅のお店として35年前に誕生しました。京阪神から訪れるお客さんも多い知る人ぞ知るお店です。

まるで昔話の世界にタイムスリップしたかのような雰囲気ただようかやぶき屋根のお店が出迎えてくれます。どこか懐かしい気持ちとどんなお店なのか期待が高まります！

[ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール

ガラガラっと扉を開けると、立派な梁が渡された広い屋根裏に圧巻。静かでゆったりとした雰囲気が感じられます。席はテーブル席と掘りごたつがあり、中心にはおおきな囲炉裏がありました。

このお店をきりもりするのは中野八重美さんと弟の誠治さん。毎年初夏になると村岡の高原を中心としてよもぎを1年分いっきに収穫します。摘み取ったよもぎはたっぷりのお湯でゆで、ミンチやペースト状に。収穫から加工、調理までの全てを手作業でされています。

「よもぎうどん肉入り」880円（税込）
まずは、名物の「よもぎうどん」。喉ごしとよもぎの風味が自慢の逸品です。だしは無添加なのにしっかりとした味が特徴で、飲んでも喉が渇かないのだそう。

今回はよもぎうどんにお肉をトッピングしました。甘辛く煮込んだ牛肉とうどんの相性がバツグンです。とろろっぽく見える白い食材はお餅で、だしが染み込んだふわとろな食感は満足感もばっちり！

ペースト状にしたよもぎを練り込んだ自家製麺はもちもちした食感が特徴なんだそう。6月中旬から9月中旬までは冷やしうどんもできるそうなので、食感の変化を楽しめそうですね。

「手づくりよもぎもち（6個入り）」864円（税込）
続いては、よもぎ餅をいただきます。そのままでも美味しいんですが、店内で注文すると炭焼きにしてくれますよ。一口食べるとよもぎの香りが口いっぱいに広がります。外はこんがり中はもちもちとした食感の餅に、優しい甘さの粒あんが入っています。

お餅って腹持ちが良い反面、お腹にたまりやすいのであまりたくさん食べられないのですが、同店のよもぎ餅は、但馬産のもち米を通常よりもじっくり時間をかけて蒸すことで消化がよく、食べても重たくならない餅に仕上がっています。子どもや年配の方でも食べやすいのが特徴で、私もペロリと食べてしまいました。

「手づくりよもぎもち（6個入り）」864円（税込）
よもぎ餅はテイクアウトもできますよ。お食事をしてから手土産にする方や、よもぎ餅を目当てに訪れるお客様も多いのだそう。もちろんテイクアウトだけの利用もできるので、ふらっと立ち寄るのも良さそうですね。

さらに、よもぎ餅は冷凍保存もできるんです！一度に食べきれないときに冷凍保存できるのは嬉しいですよね。公式HPに解凍後のおいしい食べ方が書いてあるのでぜひ試してみてください。

[ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール

開業当時から“カラダに優しい味”を提供することを大切にしてきたと話す中野さんは、近すぎず、遠すぎない心地よい距離感で接してくれる方で、自然と周りに人が集まるステキな人柄が魅力です。少しでもおいしいものを食べてもらえるよう日々の努力を重ねることが、多くの人に愛されるお店の秘訣なんだと感じました。

家族や友人を連れてほっこりタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

詳細情報