大阪発！麻婆豆腐とカレーのドリームタッグが尼崎にやってきた

元祖麻婆カレー専門店『マボカリ武庫之荘店』実食レポ　尼崎市

2022年3月30日（水）オープン

2020年3月に大阪“裏なんば”に本店がオープンした『元祖麻婆カレー専門店マボカリ』をご存じですか？みんな大好き麻婆豆腐とカレーライスがお皿の上で夢の競演を果たした創作グルメ「麻婆カレー」を提供するお店です。

そんな“マボカリ”が今年の3月に満を持して兵庫へ進出！阪急武庫之荘駅前（尼崎市）に県内1号店がオープンしました。もはやおいしいことはわかっていますが、それでも実際に食べてみたいと思うのが人情というもの。ウキウキ気分で阪急電車に乗り込みました！

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取材当日、天気は快晴、気温も上々。武庫之荘駅に降り立った時点でじんわりと汗ばむ筆者の体。絶好の辛いもの日和です。北口を出て線路沿いの通りを東に向かって歩くと、すぐに白地に赤文字で“マボカリ”とかかれたのぼりが目に入りました。

インダストリアルな見た目の看板が実に筆者好みです。お店は半地下といいますか、周辺のお店よりも1階分ほど低い場所に立地。階段を降りて入口のドアをくぐります。

ノリの良いダンスミュージックが流れる店内は、コンクリートの壁とステンレスのテーブル、カウンターというシンプルかつクールな店構え。紅白の商品ポスターが良く映えています。

注文は食券制で、メインのメニューは麻婆カレーと麻婆豆腐のみ（＋トッピング、ドリンク）。専門店の名にふさわしいストロングなスタイルに期待が膨らみます。今回は一番人気の「カツタマ麻婆カレー」をいただきました。

麻婆カレーはお店ごとに仕込みを行っており、麻婆は中国から取り寄せた花椒（ホアジャオ）をふんだんに使った四川風のシビ辛仕上げ。かなり本格的な味わいで、麻婆豆腐目当てに店を訪れるお客さんも多いそう。

お店でブレンドした秘伝のスパイスで作る自家製カレーと麻婆の割合はだいたい1:1だそう。麻婆の比率が意外と高くて驚きました。具材に豆腐、ミンチ肉、ネギ、ニンニクの芽が入っています。

トッピングのトリカツは注文が入ってから揚げられるので、熱々サクサクな状態でいただけます！パンチ力のある麻婆カレーとのバランスを意識して、あっさりといただける鶏むね肉を使用。衣のパン粉が細かいので、口当たりも軽くて食べやすかったです。こちらもお店で手仕込みされています。

カツも揚がりいよいよ盛り付け。ご飯は200gと結構ボリュームがあるので、極力お腹を空かせてから訪れることをオススメします。仕上げに一味と花椒を追加でふりかけ、濃厚な卵黄をトッピングして完成です。

「カツタマ麻婆カレー」1,280円（税込）
見てください、このパーフェクトなビジュアルを！麻婆とカレーの両方のスパイシーな香りが強烈に鼻孔をくすぐり、猛烈な勢いで食欲を刺激します。記事を書いていてお腹が減ってきた（笑）。

気になるお味ですが、食べた瞬間脳裏をよぎったのは、麻婆とカレーがお互いにがっぷり四つで組み合っている姿です。互いに一歩も譲らず主張し合うことで、絶妙な調和を生んでいると言えば良いのでしょうか。

カレー味の麻婆でも、麻婆風のカレーでもないんです。両方のおいしさが同時にやってくる不思議な味わいに、ただただ感嘆するばかりでした。これが「マボカリ」なんですね～。スパイスと花椒それぞれの香り、辛さが一度に味わえるのがとても魅力的です！

中国から仕入れた「激辛唐辛子パウダー」
辛さレベルは0から3まで4段階から選べます。写真の「激辛唐辛子パウダー」を足していくそうですが、2辛の時点で“激辛マニア”推奨の辛さだそう…。

筆者は基本の0辛をいただきましたが、冷房の効いた店内でも汗ばむくらいには辛かったです。卵を混ぜ合わせると程よくマイルドになって食べやすくなります。辛い系が苦手な人はさらにチーズ（＋200円）を追加トッピングすると良いかもしれません。

ドリンクは店長さんオススメの「マンゴーラッシー」をチョイス。ヨーグルトの味わいが口の中の辛さを優しく和らげてくれます。マンゴー果汁の甘みも心地よく、夏にぴったりのドリンクです。ドリンクはそのほかに烏龍茶、コーラ、青島ビールが用意されており、ビールと麻婆豆腐で一杯やるのもオススメ！

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実食中、兵庫1号店を武庫之荘にオープンした理由を尋ねると、なんとお店のオーナーが武庫之荘の出身なんだそうです（実は難波本店のオーナーも！）。地元に恩返しするために出店を決意するなんて素敵すぎる…！ちなみにお店を始めたきっかけは「（両オーナーが）お互いにカレーと麻婆が大好きだったから」。そりゃおいしいはずです（笑）。

お店が一番混み合うのはランチタイムで、多い日はランチだけで40食以上出るらしいです。テイクアウトもやっているので、お家でゆっくり楽しむことも可能。カレーでもなく麻婆でもない、ここでしか味わえない「マボカリ」の魅力を是非体験してみてください。

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