丹波の恵みを手仕事の器で頂く贅沢「素滋の季節定食」
「素滋食堂」実食レポ 丹波篠山市
丹波篠山市の古市地区にある「素滋食堂」に行ってきました。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
使われなくなった農協をリノベーションしたお洒落な店内に、とっても美味しいランチがあると耳にして気になっていたこちらのお店!取材してきましたのでレポします。
真っ白な暖簾をくぐると、ふと鼻をくすぐったのは杉の木のいい香りでした。それもそのはずお店の入口すぐそばには杉を使った日用品などこだわりのグロサリーたちが並んでいます。
またその奥には全国から集まったというたくさんの種類の食料品の数々!お出汁に使ういりこや昔ながらの杉樽で天然醸造を行うお醤油など気になる品が並んでいます。
白を基調とした店内は広々としており、兵庫県産を中心に近隣の木材を使い作家の協力を得ながらスタッフ皆で作ったという温かな色味のテーブルや椅子が並びます。
薪ストーブもありました!これはまた冬に来なければなりません。ユラユラ動く炎を見つめながらここでまったり出来たら最高だろうな…なんて想像してしまいます。それだけでなく間伐材の利用のため、また森や山の中により意識を持ってもらえたら、という考えもあり薪ストーブを置いているのだそう。
この日に頂いたのはずっと気になっていた素滋の季節定食!杉のプレートの上には胚芽付き精米のごはんやお味噌汁、サラダや主菜副菜が並びます。お茶碗や汁椀等は篠山の作家さんの手しごとの品とのこと。見た目にも鮮やかで華やか!お料理に使われている素材は勿論のことお料理が乗った器にもこだわりが感じられます。どれから頂こうか迷ってしまいますね。
定食の一口目は汁物と決めているのは筆者だけでしょうか。このお味噌汁、美味しすぎて衝撃でした…。お出汁の旨みがとても濃く、また木桶仕込みだという黒豆味噌の滋味深い味を引き立ててくれます。お味噌汁が美味しいお店はお料理が全部美味しいはず!(個人の意見です)期待で興奮気味にお箸を進めます。
このサラダ!フリルレタスやスナップエンドウの他に胡桃と八朔、そしてチーズが入っていました。この胡桃と八朔がいいアクセントになり、また口に入る素材の割合で味が変わるんです。八朔多めだとフルーティーで爽やか、胡桃が多いと香ばしく…次はどんな味だろう!と早々と口に運んでしまいました。これは…野菜嫌いでも食べてしまうサラダ…。(極めつけはドレッシングも手作りです!)
主菜はカラリときつね色に揚がった春巻。朴の葉の鮮やかな緑の上で春巻きやお野菜たちが美しく鎮座しておる…。春巻きには筍が入っていてこれまたいいアクセントになっていて美味しい。そこの山で採れた筍なんですよ、と窓から見える山を指さして教えてくれました。(筍は春に収穫した分がなくなり次第終了)
共同代表の小菅さんにお話を伺ったところ素滋食堂の"素"は素朴や日常を表し、"滋"は滋養やうるおいを表すそう。特別な場所ではなく色んな人が集まる場所にしたいので店名もカフェなどでは無く"食堂”にしたんだとか。
確かに頂いた定食の内容は日常の食卓に並ぶようなおかずたち。ここは確かに気取らず、いつもの、ただ本当の「ご馳走」を頂ける食堂だと思います。近隣の生産者さんの素材で作られたという季節の定食を、丹波篠山の工芸作家が手掛けた器で頂ける贅沢を味わうことができました。
丹波篠山市の昔ながらの宿場町にて味わえる「贅沢」ぜひ体感してみませんか。
- 場所
- 素滋食堂
(丹波篠山市古市14 )
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