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旧小学校が「食・アート・学び」の地域交流拠点に生まれ変わる
コミュニティ施設「SAKIA(サキア)」訪問レポート 淡路市
淡路島北西部・尾崎(おさき)の廃校となった小学校がカフェ、コワーキングスペース、こども図書館などを供えたコミュニティ施設「SAKIA(サキア)」として、生まれ変わりました。今回は、同施設の「オサキ食堂 カフェテラス」をレポートします。
SAKIAは、2014年に廃校となった淡路市立尾崎小学校の校舎を利用。同市郡家でレストランや宿泊施設等の食を通した地方創生プロジェクト「フロッグス・ファーム アトモスフィア」を運営する株式会社バルニバービが、新たな地域交流の拠点として、本施設を今年3月22日にオープンしました。
SAKIAのコンセプトは「食・アート・学びと地域」が融合するコミュニティ施設。小学校だった頃のどこか懐かしい雰囲気を残しながら、館内はモダンな雰囲気のインテリアにリノベーションされています。
館内の随所に、国内外アーティストの作品が展示されています。
本日訪れた「オサキ食堂 カフェテラス」は、旧校舎1階にあります。元多目的ホールを大食堂にリノベーション。入り口を入ると、広い店内の空間が見渡せます。
客席から見えるオープンキッチン。シェフの手際良い調理風景が見られます。
食堂内にはベーカリー「ローカル湯だねパン しまのねこ」を併設。淡路島の食材を組み合わせたパンスイーツや総菜パンを、店内で購入できます。
オサキ食堂が提供するのは、淡路島の季節の食材を豊富に使用した、子どもから年配の人まで家族みんなで楽しめるメニュー。週替わりの和洋食定食も魅力です。またスイーツやドリンク類も豊富に用意されています。
この日は、ハンバーグステーキのセットを試食。スープと「しまのねこ」の湯だねパンが付いてきます(ライスと選択可)。玉ねぎたっぷりのスープは、野菜本来の甘みが活きています。
半熟卵ののったハンバーグは、お肉しっかりめ。肉汁と甘めのデミグラスソースの風味が、口の中に広がります。付け合わせのポテトと茹でたキャベツが、なぜだか懐かしい印象。
見てください、このパン!皮はパリパリ、中身は真っ白ふっくらです。
食後には、自家製レモネード(ティー)をいただきました。ホットとアイス、さらにソーダ、ジンジャー、ティーの3種類から選べます。自家製のレモンシロップは甘さ控えめで酸味が際立ちます。
1階にはコーヒースタンド「淡路アイランド・ロースターズ」も、5月26日に開店する予定です。
同施設にはほかにも、さまざまなスペースが今後オープンします。
現在準備中の、こども図書館「KODOMONO」。校庭からの光が入るモダンな図書館に、さまざまなジャンルの本が並びます。現在、「子供たちに読んでもらいたい本」の寄贈を募集中です(詳細はホームページをご覧ください)。
また旧校舎3階では、コワーキングスペース「サトヤマデスク」の整備が進んでいます。窓から里山ののどかな風景を望む元教室の広い空間に、様々なワークスタイルを支える機能を備えるワーキングスペースが生まれます。
オサキ食堂では、私がお邪魔している間にも、地元の年配のご夫婦がカフェのスタッフと談笑したり、男性が奥のソファでコーヒー片手に読書していたりと、思いおもいの時間を楽しんでいました。SAKIAは、着実に地域の人たちの「交流の場所」と育ちつつあると実感しました。
詳細情報
- 場所
- SAKIA(サキア)
(淡路市尾崎1798-3)
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- 営業時間
- SAKIA全館
9:00~19:00
オサキ食堂 カフェテラス
9:00~19:00(ラストオーダー)
※9:00~11:00はモーニングメニューのみの提供となります。 - 問い合わせ
- 0799-70-9077