薬味でアレンジ無限大!? 2年研究し完成させた牛カツ弁当

「牛カツ京都勝牛ミント神戸店」実食レポ　神戸市中央区

掲載日:2022/3/7

牛カツ専門店「京都勝牛」が3月3日、ミント神戸（神戸市中央区）の地下1階にオープンしました。2年の歳月をかけて開発された「牛カツ弁当」が関西ではミント神戸店のみ、一足先に楽しめるとのことで取材に行ってきました。
三ノ宮駅・神戸三宮駅から直結。雨でも傘いらずで訪れることができますよ
これまで兵庫県では「神戸三宮センタープラザ店」のみ店舗を構えており、オープンから3年以上が経ったいまでもピークタイム時は行列ができているのを見かけます。県内2店舗目となる「ミント神戸店」がオープンすることで、普段JRや阪神電車を使う人にとっては、より近い場所で“唯一無二の牛カツ”が食べられるのはうれしいですね。

[ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール

牛サーロインカツ・牛ロースカツ京玉膳（税込1,749円）
まずはグランドメニューより「牛サーロインカツ・牛ロースカツ京玉膳」を紹介。1番の人気は赤身の旨みを楽しめる「牛ロースカツ」だそうで、今回は贅沢に相盛りにしました。

左がサーロイン、右が牛ロースカツ
食べやすい大きさにカットされています。厳選した塊肉から切り出す“本格一枚肉”にこだわっているそうで「名物白：サーロイン」「元祖赤：ロース（ハネシタ）」「ヒレ」「タン」「黒毛和牛（ウチモモ）」の5つの部位から好みで選択できます。わたしのように“一種類では満足できない！”という人は相盛りがおすすめ。

わさびと出汁醤油の食べ方がお気に入り！
はじめはロースから、わさびと出汁醤油で堪能！希少部位だといわれる「ハネシタ」を使用しているため、赤身の旨みがぎゅっと詰まっています。やわらかく、噛むごとに上質な脂の甘みが口いっぱいに広がります。

サーロインは思い切って京玉にダイブさせてみました。赤身と油のバランスがちょうどいいサーロインは同店の定番メニュー。こちらもやわらかくジューシで、出汁をきかせた京玉（半熟温玉）のクリーミーさとベストマッチ！

火入れが甘いと肉汁を引き出しきれず、逆に火を通しすぎると肉汁を逃してしまうようで、その中間の調理方法でミディアムレアの“さくっじゅわっ食感”を演出しています。レアな焼き加減が苦手な人は、各自に提供される鉄板で好みの焼き具合に調整してもOK！こうばしい香りに更に食欲が増してきます。

最後は牛カツをご飯のうえにのせてカツカレー風にいただきました。京カレーつけ汁は、同店がブレンドしたダシを使用しているため、辛くなくマイルドな風味で楽しめます。

卵かけごはんや、カレー茶漬けとして食べるのもおすすめだそう！訪れた際に、同店のLINE公式アカウントを友だち追加すると、ごはん・赤だし・キャベツがおかわり無料となります。1回友だちになると後日訪問した際も適用されるので、気になる人はスタッフさんに聞いてみてくださいね。

①わさび醤油、②牛カツソース、③京カレーつけ汁、④山椒塩、⑤京玉といった豊富な組み合わせで堪能できるので、一切れずつ違った食べ方で最後まで飽きずに食べられました。各テーブルには七味・すり胡麻が置かれているので「京玉×七味」「出汁醤油×すりごま」など、組み合わせながらアレンジすると味わい方は無限大かも！？

厚切り牛タンカツ（おいかつの場合税込946円）
完食したあとにもっと食べたいという人にぴったりの“おいかつ（おかわり牛カツ）”メニューもありますよ。こちらはタン好きの人にぜひ食べてほしい「厚切り牛タンカツ」。一般的に薄切りで提供されることが多い牛タンをあえて厚切りに。弾力のある歯応えがクセになります。タン注文時は、ピリ辛でさっぱりとした「辛ねぎみそ」がついてくるので（別途料金の場合あり）味変しながら楽しんでくださいね。

本格牛カツ弁当（税込1,382円）
そしてこちらが牛カツ膳をそのまま再現したという「本格牛カツ弁当」。コロナ渦以前から“お店の味をおうちでも食べたい！”といった声があったようで、そこから2年にわたり研究を重ねて誕生した商品だそう。

冷めると固くパサつきやすい赤身肉の性質上、おいしく仕上げるのは難しかったようですが、独自の低温調理製法を用いることでしっとりやわらかなクオリティを実現！お弁当の牛カツの部位はサーロインです。

しっかりと低温調理で熱が加えられていますが、食べると牛カツらしいミディアムレアな状態が保たれています。冷えていても、まるでできたてのようなふっくらとした食感が感じられることに驚きました。

お弁当でもイートインと同じく、バリエーション豊かな薬味（京カレーつけ汁以外の4種類）がついてきます。テイクアウト用のお弁当やお惣菜は、事前に店頭、もしくは電話で予約することも可能。ゆっくり時間がとれないときのランチタイムや、家族へのお土産にも大活躍しそうですね。

店内は同店のはじまりの地・京都をイメージした和モダンな空間。昼夜問わず照明を落としたシックな雰囲気で、カウンターもありおひとりさまもふらっと入りやすそう。定食とビールでほろ酔い気分になってもいいかも。

「京都勝牛」は、東は東京・西は京都を中心に全国に50店舗以上、台湾や韓国など海外にも4拠点・20店舗以上展開しています（2022年3月現在）。かつて別店舗では「ひとくち牛カツ食べ放題」のキャンペーンも行っていたようで「50個くらいが限界なのかと予想していましたが、最高で155個食べられた方もいらっしゃいました。100個以上食べられる方のほとんどが女性なんですよ」と広報担当の方がお話してくれました。今後同様の企画があればわたしもチャレンジしてみたい！

牛ヒレカツ（おいかつの場合税込960円）
衣はきめ細かく肉の旨みを引き立たせています。「打ち粉×卵×パン粉」のバランスも計算されているようで、油切れが良く軽やかに堪能できます。ボリュームはありますが、胃もたれすることなくすっきりとした気分で完食！同店曰く“黄金比の薄衣”が、何個でも食べられちゃうポイントですね。