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この町から随筆家としての彼女の歩みが始まる
神戸文学館企画展 「終わりと始まりの地 神戸の10年 岡部伊都子」神戸市灘区
神戸市灘区制90周年を記念して、灘区青谷町に居を構えていた随筆家「岡部伊都子展」(1923~2008)が、神戸文学館にて開催中です。12月24日まで。
大阪生まれの岡部伊都子は、日本の美や京都での日常や四季の移ろいを描く一方、反戦、沖縄問題、ハンセン病患者の差別などにも、鋭い視点で迫りました。その出発点となったのが30代を過ごした神戸。離婚直後、母とともに移り住み、筆一本で生き抜くと決意します。京都に転居後、大きく飛躍し繊細な感性と強靭な精神をあわせ持つ随筆家となります。
今回は、10年間暮らした神戸での活動に焦点を当て、神戸文学館が所蔵する「岡部伊都子コレクション」とともに紹介します。神戸時代から愛用していた机と椅子、写真、直筆の色紙や書簡、転居案内や母が亡くなった際の挨拶状、母愛用のバイオリン型小物入れなど。出世作となった「おむすびの味」の原稿、『週刊新潮』随筆「男」、日本の美について多数の連載を重ねた「芸術新潮」の現物などが展示されています。
詳細情報
- 期間
- 2021年12月24日(金)まで
- 場所
- 神戸文学館
(神戸市灘区王子町3-1-2)
GoogleMapで探す - 時間
- ・平日 10:00~18:00
・土日祝日 9:00~17:00 - 休館日
- 水曜日
※祝日の場合は翌日 - 入館料
- 無料
- 問い合わせ
- 078-882-2028
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