素材の味を生かし、生産者の思いを料理に込める
ダイナースクラブ フランス レストランウィーク「La Petite」実食レポ 西宮市
10⽉8⽇より、“フランス料理をもっと気軽に楽しんで欲しい”と全国で開催されるグルメイベント『ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2021』がスタート。10月31日までの期間中、全国の参加店舗で「トレ・ボン!⽇本のテロワール」をテーマに、各地⾃慢の和⾷材を取り⼊れたフランス料理がお得な価格で提供されます。
兵庫県からは32店舗が参加。ランチ、ディナーともに2,500円、5,000円、8,000円のいずれかの価格で提供。開催を前に、西宮にある「La Petite(ラ プチット)」 に取材に行ってきました。同店の松本弥生シェフは、サステナブルな取り組みや地元⾷材を使ったフレンチで地元の魅力を発信し、同イベントを盛り上げる全国8エリア16名の「フォーカスシェフ」にも選ばれています。
La Petiteは、阪急電車高架下に佇む小さなお店。フランスはリヨンの郷土料理のレストランや、バスク地方のシャルキュトリーにて修業した女性オーナーシェフによる本物のフランス郷土料理が楽しめると地元の方を中心に人気を集めています。
丹波篠山の無農薬野菜をはじめ、篠山産の天然鹿、旬の食材を使ったクラシックフレンチをアットホームな空間で気軽に味わえます。記念日だけでなく、女子会やちょっとリッチランチが味わいたい時など普段使いできる雰囲気も魅力!
今回取材させていただいたランチコース(2,500円)を詳しくご紹介しますね。通常のコースメニューとは違う、この期間だけの特別メニューです!
まず運ばれてきたのは、美しく盛り付けれられた前菜。取材時のラインナップは、パプリカのババロア、自家製ピクルス、フォアグラをサンドしたシュー、ジャンボン・ブラン、きのことベーコンのキッシュ、ムール貝。どれもおかわりしたいほど美味しい!パプリカのババロアは、一度焼いて皮を剥いたパプリカを使用することで材料はシンプルながらコク深い味わいになっています。
2品目は「バターナッツかぼちゃ」のスープ。玉ねぎやブイヨンで作ったベースに「バターナッツかぼちゃ」を合わせてミキサーしたものを、提供直前に牛乳と合わせるているのだそう。さらりとした口あたりで、まったりとした味わいが広がります。
メイン料理は兵庫県産の鹿のロースト。脂よりも赤みが多い鹿肉はしっかりと噛みごたえのある肉質ですが、強火で表面を焼き上げた後にオーブンでじっくりローストすることで驚くほどしっとりと柔らかいんです。あまりの美味しさに一口食べた時、思わず目を見開いてしまいました。とても柔らかいのに鹿肉ならではの噛みごたえも感じられる…まさにプロの技です。赤ワインのソース、マッシュポテト、きのこのソテー、“山芋の赤ちゃん”だという小さな実「ムカゴ」と一緒に。※仕入れの関係で、鹿肉を他の肉料理に変更する場合があります。
デザートは、お米を牛乳で炊いたフランスのお馴染みのデザート「リオレ」をアレンジし、世界最小のパスタ「クスクス」を牛乳で炊いて生クリームやゼラチンを混ぜたものが運ばれてきました。プチプチとしたクスクスの食感、ミルクの程よい甘みがクセになります。隠し味のレモンの皮で後味さっぱり!横に添えられているのはネクタリンとスパイス入りのメレンゲ、そして聞いて驚く焼き茄子のソース!これが絶妙にマッチするんです。心地よい満腹感の中、コーヒーを飲みながら幸せな気持ちに浸ります…。
素材の味を生かし、生産者の食材への思いも料理に込める松本シェフ。料理の美味しさはもちろん、ひとつ一つのこだわりを聞くと「この価格でいいんですか!?」と心配になるほどお得感があります。ランチの内容に魚料理がプラスされるなどランクアップした「フランスレストランウィークディナーコース(5,000円※税・サ込)」も用意されていますよ。※通常メニューも提供。
そのほかの参加店舗など詳細はこちらから。予約も受付中!敷居が高そう…と今まで行ったことがなかった方も、ぜひこの機会にフランス料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?
詳細情報
- 期間
- 2021年10⽉8⽇(⾦)〜31⽇(⽇)
- 店舗
- La Petite (ラ プチット)
(西宮市西田町1-4)
GoogleMapで探す
11:30~14:30(L.O.14:00)
17:30~23:00(L.O.21:30)
※現在時短営業中
火・水曜定休
TEL 0798-336-629
その他、参加店舗・メニューこちらから - 予約
- ①直接レストランへ電話
②フランス レストランウィーク公式サイトからオンライン予約
※オンライン予約ができない店舗あり
- この記事の地域の天気情報