矛盾に満ちた魅力的なアメリカの姿

神戸映画資料館『フレデリック・ワイズマンのすべて vol.4』

神戸映画資料館（神戸市長田区）で9月19日から21日まで『フレデリック・ワイズマンのすべて vol.4』が開催されます。
病院
1967年の『チチカット・フォーリーズ』以来、“現代社会の観察者”として独自の映像表現を展開し続けているドキュメンタリー作家フレデリック・ワイズマン。昨年の秋に神戸映画資料館では「フレデリック・ワイズマンのすべて in 関西」の一環として3作品が上映され、この続きとして、今回から月1回のペースでシリーズ上映が行われるそうです。
福祉
50年以上にわたり、学校、病院、警察、軍隊、裁判所、図書館、議会など、アメリカの様々な施設・組織を撮り続け、ワイズマン自身が “〈われわれの生活様式の博物誌〉を紹介するドキュメンタリー・シリーズ”から、『病院』と『福祉』を上映。

このシリーズは悲劇的であると同時に喜劇的、深刻でありながら滑稽でもあり、複雑であると同時に素朴（ナイーブ）、絶望の中にもユーモアが光る、といった矛盾に満ちた魅力的なアメリカの姿が映し出されています。各回入場制限が行われているので予約がオススメです。満席でなければ当日受付も可能。

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