冷やしおまっちゃでホッと一息　武家屋敷の七夕を

安間家史料館『星のお祭り 七夕の節句』　丹波篠山市

江戸時代の佇まいを今に残す武家屋敷・安間家史料館（丹波篠山市）で7月2日、『星のお祭り 七夕の節句』が始まります。日本古来の五節句の一つ「七夕」を、ゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

同イベントは、七夕の時期の恒例企画。期間中は、七夕の由来や物語を解説したパネルを見たり、願いごとを書いた短冊を七夕飾りに吊るしたりと、伝統的な季節行事に参加することができます。夏らしい「冷やしおまっちゃ体験」も実施されており、参加を希望する人は事前に予約する必要があります。
安間家住宅
安間（あんま）家は篠山藩主青山氏の家臣で、標準的な下級武士の一家だということが分かっています。屋敷は、通称「御徒士町」と呼ばれる武家屋敷群の一角に天保元（1830）年以降に建てられたとされており、当時の武家の暮らしを今に伝えます。
水琴窟
館内には、安間家に伝来した古文書や日常に用いられた食器類や家具、 のちに寄贈を受けた篠山藩ゆかりの武具や史料が展示されるほか、庭園に設けられた水琴窟（すいきんくつ）が自然の水音を優しく響かせて、ゆったりと流れる時間を楽しめそうです。

また現在、同館では新型コロナウイルス感染症予防対策として、館内入館人数を20人に制限しているほか、マスクの着用や手指の消毒への協力なども求められています。

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