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神戸初上映作や近年の話題作をピックアップ
神戸映画資料館『ニュー・インディペンデント・シネマ vol.1』
ミニシアターを併設する神戸映画資料館(神戸市長田区)で、若手の注目作を紹介する新シリーズ『ニュー・インディペンデント・シネマ vol.1』が始まる。
自主製作映画は、デジタル化により続々と制作・公開されるようになったが、本数が激増し、熱心な観客でもすべてを追いかけることは不可能な状態にあるという。同シリーズでは、神戸初上映の作品や近年の話題作を取り上げ、上映する。
第一弾となる3月20日から22日までは厳選した2作品を上映。寺山修司著書の一節から着想されたある夏の日々を描く『オーファンズ・ブルース』は、当時22歳の女性監督が手掛けた渾身のロードムービー。日本の見慣れた街並みから外れた“無国籍”な雰囲気が取り巻くこの世界で、やがて明瞭になっていく彼らの孤独を描き出し、数々の映画祭を席巻した。
2作品目は、ひとつの強姦事件で壊されたいくつもの人生を、断片的かつ突き放した視点で描く重厚な人間ドラマ『海抜』。『愛がなんだ』の今泉力哉監督をはじめ、新進気鋭の映画作家を数々紹介してきた東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門に、史上最年少の22歳で招待された高橋賢成監督の鮮烈なデビュー作。大学の卒業制作として制作されたにも関わらず、荒くもストレートに題材にぶつかる骨太な物語が高く評価され、各国の映画祭で絶賛を浴びた。
詳細情報
- 期間
- 2020年3月20日(金・祝)〜22日(日)
上映時間はこちら - 場所
- 神戸映画資料館
(神戸市長田区腕塚町5丁目5−1)
GoogleMapで探す - 料金(1本あたり)
- 一般 1,700円 シニア(65歳以上)1,100円
ユース(25歳以下)・会員 1,000円 - 問い合わせ
- 神戸映画資料館
TEL 078-754-8039