別れの言葉が教えてくれる、ホントの気持ち

映画『グッドバイ　嘘からはじまる人間喜劇』

　没後70年を経てもなお人気の衰えない昭和の文豪・太宰治の未完の遺作を、鬼才・ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させ、2015年に上演した舞台「グッドバイ」を映画化した『グッドバイ　嘘からはじまる人間喜劇』が2月14日より上映される。

＜ストーリー＞昭和のニッポン。闇稼業で小金を稼いでいた文芸誌編集長の田島周二（大泉洋）は、優柔不断で情けないのになぜかモテるダメ男。気づけば何人もの愛人を抱え、そろそろまっとうに生きようと考えた田島は愛人たちと別れる決心をする。そのために、金にがめつく大食いの担ぎ屋だが泥だらけの顔を洗えば誰もが振り返る美女キヌ子（小池栄子）に「嘘（にせ）の妻を演じてくれ」と田島は頼み込む。男は女と別れるため、女は金のため…。こうして、水と油のような二人による“嘘（にせ）夫婦”の企みが始まる―。

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