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透明感ある淡い青緑色と、立体的な線の紋様
兵庫陶芸美術館『神農巌展 ―堆磁 生命の根源、そして祈り』 丹波篠山市
丹波篠山市の兵庫陶芸美術館で1月2日、陶芸家の神農巌(しんのういわお)さんが手掛けた作品を紹介する『神農巌展 ―堆磁 生命の根源、そして祈り』が始まる。2月16日まで。
同館が取り組む著名作家招聘事業「アーティスト・イン・タンバ」の一環。京都府福知山市に生まれた神農さんは、大学で陶芸と出会い、在学中に見た中国宋時代や朝鮮高麗時代の青磁作品をきっかけとして陶芸の道を志したという。自ら考案した技法「堆磁(ついじ)」では、立体的な線の紋様を駆使し、水や女性などの生命の根源的イメージを表現。年々、洗練されていく堆磁作品は常に高い評価を得て、2012年には紫綬褒章を受章、2013年に滋賀県指定無形文化財「青磁」保持者にも認定された。同展では、最初期から新作までの「堆磁」を中心に、その前身となった「堆磁釉彩(ゆうさい)」や近年、新たな試みとして取り組んでいる白磁の無釉焼締(むゆうやきしめ)の作品など約30点を紹介する。
また期間中には、神農さん自身による展示解説(1月18日)やロクロ成形の様子を間近で観察できる「デモンストレーション&レクチャー」(1月19日、事前予約が必要)などの催しも予定されている。
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詳細情報
- 開催期間
- 2020年1月2日(木)~2020年2月16日(日)
- 時間
- 10:00~18:00
※入館は閉館の30分前まで - 場所
- 兵庫陶芸美術館
(丹波篠山市今田町上立杭4)
GoogleMapで探す - 休館日
- 月曜日
ただし、1月13日(月・祝)は開館し、1月14日は休館 - 料金
- 一般600円、大学生500円、高校生以下無料
※特別展「TAMBA NOW⁺2020」の料金に含まれる - 問い合わせ
- 兵庫陶芸美術館
TEL 079-597-3961
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