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エッシャーが命懸けで守った画家の回顧展
西宮市大谷記念美術館『メスキータ展』西宮市
4月4日から6月27日まで、西宮市大谷記念美術館で『メスキータ展』が開催される。
オランダのアーティスト、サミュエル・イェスルン・メスキータの作品を展示する日本で初めての回顧展となっており、昨年先立って開催された東京ステーションギャラリーでは4万8000人を動員。関西での展開は同館のみとなる。
ポルトガル系ユダヤ人の家庭に生まれたメスキータはハールレムやアムステルダムで画家版画家、装飾美術のデザイナーとして活躍する一方、美術学校の教師としても多くの学生を指導。中でもM.Cエッシャーはメスキータから最も大きな影響を受けた画家で、後に「奇想の版画家」と呼ばれるまでになった。
ユダヤ人であったメスキータは1944年に強制収容所に送られ、そこで家族もろとも殺害された。アトリエに残された作品はエッシャーや友人たちが持ち帰り命がけで保管。現在もメスキータの作品や名前が忘却されず残ったのは彼らの尽力によるものだという。
同展は木版画の力強い表現、鋭い切れ味の線描による大胆な構成、明暗の強烈なコントラストといったメスキータの作品の魅力を存分に感じられる構成となっている。
詳細情報
- 期間
- 2020年4月4日(土)~6月27日(土)
※水曜休館
※観覧の予約についてはこちら - 場所
- 西宮市大谷記念美術館
(西宮市中浜町4番38号)
GoogleMapで探す - 時間
- 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 入館料
- 一般1,000円、大高生600円、小中生400円
- 問い合わせ
- 西宮市大谷記念美術館
TEL 0798-33-0164
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