充実したやすらぎの時間を

ステーキレストラン三田屋本店『能公演《花筐》大槻文藏』　三田市

　能舞台「有馬能楽堂」を併設したレストラン『三田屋本店―やすらぎの郷―』で10月6日、人間国宝の能楽師・大槻文藏（おおつき ぶんぞう）さんによる能公演《花筐（はながたみ）》が行われる。要予約。

　3万6千平方メートルの敷地に広がる落ちついた日本建築で、200席を超すレストランの正面には本格的な能舞台「有馬能楽堂」を備え、定期的に能や狂言の公演が実施されている。レストランでは、ドイツ仕込みのロースハムや熱々の鉄板で提供される上質の和牛ステーキなどが堪能できる。

　今回上演される能公演《花筐》は、越前から大和へ迎えられ、継体天皇として即位された男大迹皇子（おおあとべのみこ）の恋人だった照日ノ前が、皇子が残した形見の花かご（花筐）を手に皇子に会うため大和までさまよい歩く、という物語。大槻さんをはじめ、大槻裕一さん、齊藤凛さん、江崎正左衛門さん、松本義昭さん、大坪賢明さんらが出演予定。開演前に当日公演の演目について“お話”を聞き、能舞台に近い場所で鑑賞できる「さじき席」、レストラン内テーブル席（能舞台正面及び側面）で鑑賞してその後に食事が味わえる「レストラン席」のほか、食事なしでリーズナブルなプランも用意。

詳細情報