屋形部分だけが陸上げされ茶室として利用されていた

相楽園 「船屋形」の内部公開　参加者募集　神戸市中央区

　5月11日、中央区の相楽園内の重要文化財「船屋形」の内部公開が人数限定で開催するにあたって4月8日の9時より公式サイトにて参加受付が行われる。

　船屋形は、江戸時代に姫路藩主が河川での遊覧用に使っていた川御座船(かわござぶね) の一部で、木造2階建切妻造(きりづまつくり)、屋根は桧皮葺(ひわだぶき)の居室にあたる屋形部分だけが残されたもの。明治時代に、飾磨港付近から高砂に移され、その時に、屋形部分だけが陸上げされ、茶室として利用されていたという。その後、国の重要文化財に指定され、現在の場所に移築されている。

　当日は、内外とも木部は全て漆塗りで木目を際立たせる春慶塗りと重工な黒漆塗りに塗り分けられ、金箔(きんぱく)を使った飾金具や金箔押しなど普段見ることのできない内部を見ることができる。

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