「第24回射添・矢田川まつり」

　香美町を流れる矢田川が天然アユの宝庫となっている。山体と海の地域団体が協力して生育に適した環境づくりに取り組んだ結果、上質のコケを食べて育つアユの香りの良さや味わいなどが評判を呼び、アユ釣り解禁期間中1万人以上の釣り客が訪れるようになった。
　アユ釣りの中でも、流れが緩やかな淵“ドブ”で楽しむドブ釣りは気軽に楽しむことができるため初心者にも人気で、矢田川漁業組合などでは仕掛けの販売や釣り方の指導や、その時どこで多く釣れるかなどのアドバイスも受けられる。なかには1日に200匹を釣り上げる釣客もいるという。
　7月12日に開催される「射添（いそう）・矢田川まつり」は、「とりもどそう清流を～自然との共生をめざして～」をテーマに毎年行われており、当地自慢のアユの塩焼きの販売や子どもたちによる稚魚の放流、ニジマスつかみ、ビンゴ大会などが実施される。開催場所の「道の駅あゆの里矢田川」ではアユ釣り1日券の販売も行われており、まつりを楽しんだ後で釣りに繰り出すこともできる。

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