迫りくる巨大ステーキ、揺らめく景色　トリックアートの不思議世界

「神戸トリックアート　不思議な領事館」オープン

　白亜の外壁に緑の窓枠が映える南国風異人館「旧パナマ領事館」が6月30日、「神戸トリックアート　不思議な領事館」としてリニューアルオープンした。立体的に描かれた巨大な神戸牛のステーキや、逆遠近法を利用してゆらめいて見える「揺れる神戸港」など、観るだけでなく体感できる展示がみどころ。
　歪んでいる部屋が錯覚によって正常に見える「エイムズの部屋」を体験した松岡勲さんは、実咲ちゃん（8）と希実ちゃん（5）が大きく映った写真に「驚きました」と楽しそうに語った。
　同館広報担当の崎原朝香さんは「トリックアートを体験すると自然とお客様同士の距離が近くなる。まさにトリックアートのトリックですよね」と笑顔を見せる。プレオープンには250名が訪れるなど早くも高い注目を集めており、神戸・異人館街の新たな名所となりそうだ。

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