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今年は342万6000人が来場『第24回 神戸ルミナリエ』 神戸市中央区
12月7日から16日までの10日間、神戸市中央区の旧外国人居留地・仲町通りと東遊園地で『神戸ルミナリエ』が開催された。
神戸ルミナリエは震災の犠牲者を悼むと共に、都市の復興・再生への夢と希望を託すイベントとして1995年から開始。24回目の今回は、「共に創ろう、新しい幸せの光を(Luci di felicita)」を作品テーマに、仲町通りに2年ぶりとなる総延長約270メートルの屋根付き回廊「ガレリアコペルタ」が登場し、東遊園地には4本の塔を有する光の壁掛け「スパッリエーラ」と光の聖堂「カッサ・アルモニカ」が芝生広場を包み込むように設置された。初日には黙とうが行われ、午後6時からは点灯式を実施。作品に一斉に灯りが灯ると場内からは歓声が沸いた。
また、噴水広場ではグルメイベント「踊る!KOBE光のファウンテン」を開催。UCC上島珈琲、Q・B・B六甲バター、老祥記、エム・シーシー食品株式会社など神戸・兵庫から食文化の魅力を発信する14の企業が集結し、パンや豚まん、スープといった体が温まるフードメニューとドリンクが販売された。県外からの来場者は「ルミナリエの会場内で神戸グルメが食べられるのは嬉しい」と思い思いの店で舌鼓を打っていた。
最終日の消灯式では、震災の復興を願う曲「しあわせ運べるように」が場内に流れた後、警備員がオブジェの前に整列。「阪神・淡路大震災の犠牲者の御霊(みたま)に対し敬礼」という掛け声を合図に、今年も神戸の冬空を彩った光が一斉に消灯した。沢山の人が“また来年も”との思いを込め拍手で見守った。
今年の総来場者数は約342万6000人で昨年よりも3万人増。開催期間を10日間に縮小した2015年以降では過去最多の来場者数となった。また今年は現金のほか、電子マネーでの募金も取り入れられたが募金額は昨年より177万6146円少ない4310万1746円だった。
詳細情報
- 開催期間
- 2018年12月7日(金)~16日(日)
- 問い合わせ
- 神戸ルミナリエ組織委員会事務局
TEL 078-230-1001