有馬温泉『精進料理 慶月』62年ぶりにメニューをリニューアル

　有馬温泉の地で飛騨の自然を提供する『精進料理 慶月』が、62年ぶりとなるメニューのリニューアルを発表した。

　200年の歴史を持つ飛騨高山の精進料理店「角正」から継承した料理を提供する同店。日本では一汁三菜を基本とした寺の門前で興される禅寺の精進と、 文人墨客をもてなすために飛騨高山で広まった精進の2つに大きく分かれるという。同店では“文人墨客をもてなすために飛騨高山で広まった精進”の考えに基づいた料理が出されている。寺料理では赤い漆器で出すのが一般的とされるが、『慶月』では焼物の器も使用。また、一般的に精進料理は一度にまとめて膳で提供されるが、同店では「料理は作り立てが美味しい」という考えから、一品一品出来たてを提供。 「訪れた客のことをどれだけ考え、 喜んでいただけるか」を継承・追求している。

　健康志向が高まる昨今の状況を捉え、今回のリニューアルが決定。同店自慢の料理全12品のコース「精進懐石（8640円）」、カジュアルに精進料理を味わえる全10品の「ふるまい精進（5400円）」、ランチ限定、全6品の「竹籠辨當（たけかごべんとう、4104円」「湯ノ山点心（ゆのやまてんしん、3024円）」など、素材や出汁にこだわり抜いた四季折々の彩り豊かなメニューが並ぶ。全ての料理に「古泉閣」の元湯が楽しめる「入浴付プラン」が用意されているという。

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