富岡鉄斎の代表作を中心に

鉄斎美術館『鉄斎－文人多癖－』宝塚市

　宝塚市の清荒神清澄寺（きよしこうじん せいちょうじ）内にある鉄斎（てっさい）美術館で9月11日から展覧会『鉄斎－文人多癖－（ぶんじんたへき）』が開催される。11月25日まで。

　特定の嗜好物に対して異常な執着、偏愛をするといった意味がある「癖（へき）」。近代文人画の巨匠・富岡鉄斎は、中国の文人や日本の畸人たちの非凡な精神の影響を受け、「書」、「茶」、「旅行」、「富士」、「金石」などにのめりこんだという。同展示は、鉄斎が敬愛していた中国宋代の文人・蘇東坡に取材し、制作した「東坡談図」「蘇子談癖図」「貽笑墨戯帖」といった作品などに加え、愛蔵本も合わせて公開される。また、学芸員による展示説明会も行われるほか、11月17日と18日は「関西文化の日」のため入館無料。

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