時間・空間という2つの視点から土器のうつろいに迫る

神戸市埋蔵文化財センター『土器のうつろい』　神戸市西区

　神戸市内の遺跡や古墳から出土した遺跡の調査、整理、収蔵、展示している神戸市埋蔵文化財センター（神戸市西区）で『土器のうつろい』が9月2日まで開催されている。

　さまざまな色、形、素材などであふれている「器」の内、“やきもの”と呼ばれる「土器」に焦点を当て、土器の作られ方の変化を中心に「時間」「空間」という2つの視点から土器のうつろいを紹介。日本列島の“やきもの”の歴史はとても古く、今からおよそ1万6千年前の縄文時代初めにさかのぼるという。同展では、縄文人たちの心の風景が表された「縄文土器」や、機能美あふれるシンプルデザインが魅力の弥生土器をはじめ、古墳時代、朝鮮半島よりもたらされた「韓流ブーム」とも言うべき須恵器や奈良・平安時代、都と地方という空間的な隔たりがうかがい知れる古代土器など約210点が展示。

　また、館内では考古学にちなんだワークショップが夏休みに合わせて多数開催。8月11日には、実際に土器を制作するイベントも行われる（要事前予約・有料）。

＜体験！考古学講座＞
■土器づくり
日程 2018年8月11日（土）
時間 ①10:00～12:00 ②14:00～16:00
参加費 300円

■古代編みによるコースターづくり
日程 2018年8月18日（土）
時間 ①10:00～12:00 ②14:00～16:00
参加費 300円

■勾玉づくり
日程 2018年8月19日（日）
時間 ①10:00～12:00 ②14:00～16:00
参加費 300円

※各講座該当日の15日前応募締切（必着）
※申し込みは往復ハガキまたはFAX
※定員内の場合は先着順

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