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鮮やかな色彩の北斎浮世絵 神戸市立博物館で
「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」
日本が世界に誇る浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)。その魅力に、米国・ボストン美術館が所蔵する作品から迫る巡回展「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」が神戸市立博物館にて4月26日から6月22日まで、開催される。
北斎は江戸後期に浮世絵師として画界に登場してから90歳で没するまでの約70年間で多数の作品を生み出した。それらは日本だけでなく広く海外でも愛好され、クロード・モネらヨーロッパの印象派に影響を与えたとも言われている。
団扇絵「鯉と菖蒲」は、遺存の少ない団扇絵の中でもボストン美術館のみに所蔵が知られる貴重な作品のひとつ。また、同館収蔵の浮世絵は門外不出と言われ、近年までほとんど公開されたことがなかった。そのため、極めて良好な保存状態を保っており、まるで今摺り上がったばかりかと思わせるほどに鮮やかな色彩は、同展の大きな特徴といえる。
北斎が生涯で残した作品の中で特に有名な「冨嶽三十六景」や、江戸時代に流行した怪談話「百物語」を表題にした作品、高い芸術性が注目を集める「花鳥画」ほか名品・珍品約140点を3部構成で展示。北斎の業績を広く見渡しながら、同時に多数の貴重な作品に触れることで、江戸期の華やかな浮世絵世界を堪能することができる。
葛飾北斎 《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》 天保2年(1831)前後
William Sturgis Bigelow Collection
Photograph©2014 Museum of Fine Arts, Boston. All rights reserved.
葛飾北斎 《百物語 お岩さん》 天保2-3年(1831-32)頃
William Sturgis Bigelow Collection
Photograph©2014 Museum of Fine Arts, Boston. All rights reserved.
葛飾北斎 《芥子》 天保4-5年(1833-34)頃
William Sturgis Bigelow Collection
Photograph©2014 Museum of Fine Arts, Boston. All rights reserved.
詳細情報
- タイトル
- 巡回展「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」
- 会期
- 4月26日(土)~6月22日(日)まで
- 会場
- 神戸市立博物館
- アクセス
- JR「三ノ宮駅」、阪急「神戸三宮駅」、ポートライナー・地下鉄(山手線)・阪神「神戸三宮駅」から南西へ徒歩約10分
- 開館時間
- 9:30~17:30
※土曜日は19:00まで開館
※入場は閉館の30分前まで
- 休館日
- 月曜日(ただし4月28日(月)と5月5日(月・祝)は開館)
- 観覧料
- 一般1,400円(1,300円)、高・大学生1,000円(850円)、小・中校生600円(450円)
※( )内は前売および20名以上の団体割引料金