おかげで、いい母娘になれそうです。

映画『話す犬を、放す』

　幻視・幻覚、パーキンソン病のような症状が出る「レビー小体型認知症」という病をモチーフに、夢や介護問題、“生きる”ということなどを人間賛歌としてコミカルに、そしてリリカルに描く『話す犬を、放す』が神戸アートビレッジセンター（神戸市兵庫区）で上映される。期間は5月13日から19日。

＜ストーリー＞俳優スクールで教えながら、芝居を続ける売れない女優・下村レイコ（つみきみほ）。ある日彼女のもとに、人気俳優になった学生時代の劇団仲間・三田大輔（眞島秀和）から映画出演の話が舞い込む。突然のチャンスにレイコは舞い上がるが、時を同じくして母ユキエ（田島令子）から電話がかかってくる。ユキエは「昔、飼っていた犬のチロが時々帰ってきて困惑している」と“レビー小体型認知症”を発症し幻視に悩んでいたのだった。レイコはそんな母を一人にするわけにもいかず、映画出演と母との生活を両立させようとする。しかし、母から意外な告白が…。

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