それは、危険すぎる任務だった──。

『ザ・イースト』

　テロ活動からクライアント企業を守る会社に採用された元FBIエージェントのジェーンは、環境テロリスト集団＜イースト＞への潜入捜査を命じられる。環境汚染や健康被害をもたらす大企業に、「目には目を」のスローガンのもと、報復を行う正体不明の集団だ。

　サラと名前を変えて身分を偽り、彼らのアジトに潜りこんだジェーンは、メンバーとして迎えられることに成功する。彼らの過激な思想に強い反感を抱いていた“サラ”だが、金のためなら倫理を捨てる大企業の不正と、被害者の悲劇的な実情を知るうちに、彼らの信念に共感を抱き始める。と同時に、謎に満ちたカリスマ的リーダーのベンジーの魅力に、次第に心を奪われていく。
　
　本当の正義とは、善悪とは何か──
　＜イースト＞の最後にして最大のテロ計画が進む中、葛藤するサラが下した決断とは──？

詳細情報