退役する「たちばな」も最後の一斉放水を披露

新消防艇「たかとり」就航式　神戸市中央区

　神戸市水上消防署東側岸壁（神戸市中央区）で3月20日、新消防艇「たかとり」の就航式が行われる。観覧無料。

　同船は、阪神・淡路大震災で活動した最後の消防装備「たちばな」の退役に伴い造られた新消防艇で、市民による投票により昨年12月に船名が決定。船名は、古くから神戸の海上の目印であり、漁民や航海者の安全を守る守護神の座す御山（おやま）・高取山が由来となっている。

　当日は、船名公募に投票した人の中から抽選で選ばれた3組の参加者が「一日船長」として放水演技、港内パトロールの指揮を行うほか、消防艇旗授与、テープカットなどが実施される。中でも退役する「たちばな」から新消防艇「たかとり」へ港都の守りを引き継ぐ一斉放水は1番の見どころだという。

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