名声より、わが命よりも大事なもの

映画『うさぎ追いし —山極勝三郎物語—』

　長野県上田市が生んだ偉人・山極勝三郎の知られざる人生と偉業を遠藤憲一主演で忠実に描きだした『うさぎ追いし —山極勝三郎物語—』が元町映画館（神戸市中央区）にて3月11日から17日まで上映される。

＜ストーリー＞長野県上田市で生まれ育ち、わずか16歳で上京、他家へ婿養子入りした山極勝三郎（遠藤憲一）。勝三郎は、世界で初めて人工的な癌の発生実験に成功し、その発生原因と治療法の解明に道を拓いた。病を患いながらも癌研究を成功へと導き、67年間で閉じたその人生は妻・かね子（水野真紀）の献身的な存在と郷里上田への愛に支えられていたといって過言ではない。後年、数度にわたりノーベル賞の候補にも推薦され受賞には至らなかったものの、その研究業績は数多くの医学関係者に脈々と受け継がれている。

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