「般若」や「猩々」の多彩な面がずらり

桃井ミュージアム『寄贈記念 山口白司 新春能面展』　赤穂市

　赤穂市御崎の「雲火焼展示館 桃井ミュージアム」で現在、多彩な能面を集めた『寄贈記念 山口白司 新春能面展』が開催されている。2月27日まで。

　姫路市在住の能面師・山口白司さんが同館に寄贈した7点に加え、精巧を極めた30数点の面が展示される。雷を表現した「雷電」や女性の嫉妬・怒りを表した「般若」、酒好きで赤ら顔の「猩々（しょうじょう）」のほか、瀬戸内で繰り広げられた源平合戦を題材にした能に登場する面もあり、様々な表情の面を見ることができる。

　また関連イベントとして2月1日、国の重要無形文化財総合指定保持者に指定される能楽師・11世江崎金治郎さんと12世江崎欽次朗さんによるトークショー『能楽の魅力』が行われる。

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