心の種はやがて大きな花を咲かせる

映画『種まく旅人～夢のつぎ木～』

　日本の第一産業を応援する「種まく旅人」シリーズの第3弾『種まく旅人～夢のつぎ木～』が11月12日（土）より公開される。本作は、陽光あふれる桃の産地を舞台に、夢を追うこと、生きることの意味を問いかける青春ドラマ。

＜ストーリー＞妹・知紗（安倍萌生）と2人で暮らす片岡彩音（高梨臨）、27歳。亡き兄の悠斗（池内博之）が接ぎ木で作り出した新種の桃「赤磐の夢」を品種登録することを目標に、全国屈指の桃の名産地で市役所勤めをしながら実家の畑で桃を育てている。心豊かな仲間に見守られ、懸命に働く彩音だったが、愛する故郷は東京で女優になるという彼女の夢を奪った場所でもあった。そんなある日、東京から農林水産省の職員・木村治（斎藤工）が桃の栽培についてレポートを書くために赤磐にやって来る。案内役を任された彩音だが、馴れ馴れしく口説き文句を連発する治が桃のことを真剣に考えているようには見えず、苛立っていた。しかし、毎日一緒に過ごすうちに治の軽薄な振る舞いに隠された情熱に気づき、いつしか2人は夢を語り合う仲になっていく—。

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