日本・アジア・アフリカなど世界の仮面と玩具が大集合

日本玩具博物館『世界の仮面と祭りのおもちゃ』　姫路市

　日本の郷土玩具や近代玩具、伝統人形、世界160ヶ国の玩具や人形などが収蔵されている日本玩具博物館（姫路市香寺町）で現在、『世界の仮面と祭りのおもちゃ』が開催されている。11月15日まで。

　成人式や葬送儀礼、収穫祭などに用いられる精霊や祖霊の仮面、民俗芸能に登場する歴史的ヒーローたちの仮面など、世界各地で継承されている仮面には、未知の自然に対する畏れや、人智を超えた存在に憧れる心が表現されているという。日本においても、四季の祭礼に使用される獅子頭や張子面、露天に並べられる天狗や狐の面などにみられる仮面は、神を慰めるために奉納される舞楽の面であったとされている。

　同展では、日本・東南アジア・アフリカ・南北アメリカ・ヨーロッパをはじめとした各地に伝わるユニークな仮面の数々を地域ごとに展示。さらに祭礼や仮面舞踊などを題材にした人形や玩具を仮面と共に配置し、祭礼の風景を再現する。

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