人が死ぬ瞬間を見てみたい。本当の意味で「死」に向き合えると思うから。

映画『少女』

　「死」という願望にとらわれた心に闇を抱える2人の女子高校生を描いた衝撃的な内容と読み手をとらえて離さない“湊かなえワールド”で人気を博し、現在、累計発行部数100万部を突破する湊かなえの「少女」。同作を原作に三島有紀子監督が映画化した『少女』が10月8日（土）より公開される。

＜ストーリー＞高校2年生の夏休み、由紀（本田翼）は小児科病棟でボランティアをしていた。それは夏休みに入る少し前、転校生の紫織（佐藤玲）が「親友の死体を見たことがある」と少し自慢げに話していたことに言い知れぬ違和感とちょっとした羨ましさを感じてしまったから。『紫織よりも強く「死」の瞬間を目撃したい』『その時を誰よりも面白く演出したい』と考えた由紀は、残酷にも短い生命を終えようとしている少年たちと仲良くなり、自らの思いを遂げようと画策していた。一方、由紀の親友である敦子（山本美月）もまた、由紀には告げずに老人ホームでのボランティアに出かけていた。陰湿ないじめにあい、生きる気力を失いかけていたが人が死ぬ瞬間を見れば、生きる勇気を持てるのではないかという淡い期待を持っていたからだ。 高校2年生の夏…心に闇を抱えた「少女」たちの衝撃的な夏休みが今、始まる…。

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