かがり火の中、明石城を背景に能や狂言を上演

『第19回 明石薪能／こども仕舞』　明石市

　兵庫県立明石公園（明石市）で9月10日、明石城の櫓を背景に薪のかがり火がつくり出す幽玄な雰囲気の中、『第19回 明石薪能』が行われる。

　愛好家らでつくる「明石薪能の会」が主催。当日は本格的な組み立て式能舞台が同園芝生広場に設置され、能や狂言が披露される。

　親子の愛情と名器の神秘を主題とした能 「天鼓（てんこ）」と、都に出てきた大名が鬼瓦を見て国もとの妻の顔を思い出し大泣きするも最後は太郎冠者に慰められ笑うという顛末が笑いを誘う狂言 「鬼瓦（おにがわら）」を上演。また、明石薪能の開演に先立ち、幼稚園年中から中学2年生までの子どもたちが出演する「こども仕舞」が16時10分から行われる。

　前売り2500円（当日3000円）、高校生以下半額。前売り券は市民会館や明石観光案内所などで販売し、こども仕舞の観覧にもチケットが必要。

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