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本田翼・山本美月、三島有紀子監督が登壇 映画『少女』舞台挨拶レポート

 9月16日、湊かなえによる同名小説の映画化『少女』の舞台挨拶が梅田ブルク7(大阪市北区)で行われ、由紀役の本田翼さん、その親友・敦子役の山本美月さん、そして本作を手掛けた三島有紀子監督が登壇した。男性ファンが多い中大きな拍手で迎えられた本田さんと山本さんは、“親友”という役柄同様仲の良い雰囲気で、終始和やかな舞台挨拶となった。

 「死」という願望にとらわれた心に闇を抱える2人の女子高校生を描いた衝撃的な内容と読み手をとらえて離さない“湊かなえワールド”で人気を博した「少女」。『ぶどうのなみだ』『繕い裁つ人』などで知られ、女性の心を惹きつけてやまない三島監督が、17歳の少女の中に潜む“闇”を艶美に繊細に力強く映し出す。

 映画『少女』は10月8日(土)より全国にて公開される。

映画『少女』舞台挨拶レポート

—まずはじめに一言ずつ挨拶をお願いします。

【本田翼】まだ皆さんご覧になる前ということで、ネタバレしないように慎重にお話したいと思います(笑)。
【山本美月】翼がネタバレをしないように(笑)、注意深く聞きながら楽しみたいと思います。
【三島有紀子監督】大阪出身なので、帰ってきたなという気持ちです。皆さんにこの映画を観ていただけることが幸せです。今日は楽しんで帰ってください。

—三島監督は地元での舞台挨拶となるわけですが、お2人は大阪での舞台挨拶いかがでしょうか?

【山本】昨日、福岡に行ってきたんですけど、大阪もほぼ満員で嬉しいです。〈会場からのリアクションがなかったため〉え、ちょっと大丈夫かな、私…(笑)。
【監督】皆、2人が可愛すぎて緊張してるんじゃないかな!(笑)
【本田】でもさっき、大阪人だからすごくしゃべるわけじゃないぞっていう動画を見てきたので、皆さん、大丈夫ですよ!〈観客:笑〉

—ということで皆さん反応してくださいね!(笑)今回の作品はシリアスなお話ですが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

【山本】撮影中はやっぱり、ピリッとしたいい緊張感のある現場でしたね。監督は厳しかったんですけど、愛のある厳しさというか。そばでささやくように演出してくださって、演技などで不安な時はよく監督のところに行っていました。
【監督】そうですね、美月ちゃんの場合は隣に座ってセクハラかってくらい(笑)、横でボソボソ言っていましたね。

—本田さんは監督からどんな演出をされましたか?

【本田】もとの性格が割とポジティブな方なので、その”陽”な部分を押し殺してとにかく“無”でやっていました。
【監督】最初に声のトーンを決めたよね。いつもこんな可愛らしい声なので、もっと低い声で演技してほしいとお願いして。あとは常に何かに対して怒っている感じでっていう話をして、それをベースにずっと演技をしてくれていました。

—撮影が大変なシーンなどはありましたか?

【監督】美月ちゃんは水中での撮影があったので潜る練習をしたり、剣道の練習をしたり大変だったよね。
【山本】水泳キャップをかぶって、深いプールで練習して4メートル素潜りできるようになりました。はじめは耳抜きもできなかったんですけど、人間やればできるもんなんだなって思いましたね(笑)。
【監督】2人との短期間に本当に成長してくれて、ってもう私お母さんみたいですね(笑)。翼ちゃんもダンスのシーンをすごく練習したよね。全くリズム感がないんですよ(笑)。
【山本】私もリズム感なくて、2人ともないんですよ(笑)。
【監督】でも最後には完璧に踊っていましたね。
【本田】みっちり練習しました…(笑)。

—作中で女子高生を演じられていますが、お2人はどんな女子高生でしたか?

【山本】中の下というか、本当に平均でした(笑)。クラスでも特に目立つわけでもなく、ただの演劇部の女の子でしたね。
【監督】美術部にも入っていたんだよね。
【山本】美術部は中学生の時なんですよ。
【本田】え!私も中学時代美術部でした。私の高校時代は…一匹狼でした。〈観客:どよめき〉好きなことに夢中になってしまうタイプで、その時はずっとスラムダンクを読んでいましたね。クラスでわいわい喋っている中、ずっと黙々と本を読んでいました(笑)。よく女の子って一緒にトイレに行ったりするじゃないですか?あれが本当に理解できなかったんですよね。
【山本】私もトイレは一人で行っていた気がする。
【本田】お!良かった!(笑)
【監督】2人とも一匹狼だったんだね(笑)。
【山本】でも、私はその時すごく仲の良い友達がいて、作中の由紀と敦子みたいな。それは撮影に入る前に監督にもお話して「その時の気持ちを思い出して演じて」って言われたのが印象に残っていますね。
【監督】その時のエピソードを実際にセリフに活かしたりもしているんですよ。なので敦子の何%は「山本美月」ですね。

—その他、男性陣のキャストの方たちと共演してみていかがでしたか?

【山本】稲垣さんはずっと高雄さん(役柄)のままなんですよ。カメラが回っていない時も高雄さんのままで居てくださったので、お芝居はやりやすかったです。テイクを重ねたシーンがあったんですけど、その時も嫌な顔ひとつせず付き合ってくださいました。
【本田】私は真剣佑くんと一緒のシーンが多かったんですけど、顔もさることながら中身もイケメンで。すごく紳士な方でしたね。
【監督】皆のスリッパを片付けてくれたりね(笑)。
【本田】そうそう!皆が散らかしたスリッパをきれいにね。
【山本】皆っていうか私たち2人だよね(笑)。
【本田】あ、そうだね。すごくジェントルマンでした。
【監督】あと、すごくストイックですよね。リハーサル前にずっと端で1人でお芝居をやっていたりとか。“THE・役者バカ”みたいな。もちろん良い意味ですよ!(笑)

—ずばり、見所を教えてください。

【山本】見所…本当にいっぱいあるんですよね。どこも見逃しちゃダメですね。個人的にはさっき言った水中や剣道のシーンも観ていただきたいです。
【本田】ちゃんと観たことを覚えておくと、後半に「あ!」っていう“あは体験”ができます。〈観客:笑〉ん?なんて言えばいんですかね、なんかこう、「あぁ!あぁ!」「これがこれ!?」みたいな(笑)。
【山本】そうですね、ひとりひとりのキャラクターをしっかりと覚えておいていただけたらいいなと思います(笑)。

—最後に一言お願いします。

【監督】タイトルは「少女」なんですけど、今日たくさん来ていただいている男性の方にもしっかりと受け取っていただけるものがあると思います。もちろん、少女を過ぎた方にも受け取っていただけるものがありますし、100人いたら100人通りの見方がある作品なんじゃないかなと思います。
【山本】同世代の方と一緒に観に来てくださってる方が多いですが、次は違う世代の方、違う性別の方と観に来ていただけたら、いろんな意見が交換できるのかなと思います。この作品が少しでも多くの方の心の闇に光を当てられたら嬉しいです。
【本田】今皆さんはこの作品を観る覚悟ができていますでしょうか。可愛いばかりじゃないですよ?〈観客:笑〉観終わったあとに余韻が残る作品だと思います。…じゃあ、どうぞ!ご覧ください!(笑)

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Kiss PRESS編集部:松田

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