店主自ら改装したカレー小屋でしび辛カレーを堪能
阪神御影の『curry hut & petit bistro BAKE(バケ)』でスパイスカレーを食べてきました 神戸市
阪神御影エリアに4月に出現した可愛らしい山小屋風の建物。スパイスカレーとフレンチビストロのお店『curry hut & petit bistro BAKE(バケ)』(神戸市東灘区)です。このエリアで16年営業を続けていた同店が移転し、リニューアルオープンしました。
元はプレハブの倉庫兼事務所だったという20平米ほどの建物を、店主の鬼藤さんが約5か月かけて改装。常連さんが変わらず通えるよう、またこじんまりとした店舗運営をしたいという気持ちもあったため、立ち退きをきっかけにこの場所を選びました。
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中に入ると大きな窓の前にカウンター席が5席、窓にはめた木枠から柔らかい陽射しが注ぎます。ひとりでも、机を並べて数名での利用も可能。
大きな本棚に上から下まで漫画がぎっしりと並び、テーブルにはいくつかスタンドが置かれたりと、昭和レトロな雰囲気。お店の至る所に可愛い雑貨や食器が所狭しと置かれています。
仕切りの向こうが厨房。たくさんの調理器具や食器が機能的に収納されており、よく収まっているなあといつまででも見ていられるほど工夫が詰まっています。DIYで作るからこそのシンデレラフィットですね!
今回は「月2替わり(取材日はししゃもの和咖哩)」に「鹿」をチョイスした2種の合いがけカレーを、ミニスープ、前菜、サラダ付きのBセットでお願いしました。
この日のミニスープは和風で玉ねぎの甘さが印象的、胃に染みわたります。前菜はスペイン産生ハムにサーモンマリネ、柔らかな自家製鶏ハム、きのこの温製マリネの4種。どれも美味しくて、なんだかワインが欲しくなります。温野菜には大根おろしを使った和風ドレッシングが野菜に絡みます。
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合いがけカレーが登場!色鮮やかな副菜がよく映え、ししゃもが丸一匹乗っかって可愛い~♪スパイスがふわりと香ります。
カレーは、スパイスの新鮮な香りを楽しめるよう注文を受けてから作り始めます。
「鹿」のカレーは赤ワインの酸味がよく効いています。挽いたスパイスを最後に上から振りかけているので、ジャリジャリとした食感もあるほど。これでもかとスパイスを堪能することができます。花山椒が入っていてシビれます!
養父市の猟師さんが営む工房から仕入れているという鹿肉は、臭みもなくヒレ肉に似たお味。低温でじっくり下茹でしているためとっても柔らかです。鬼藤さんは、脂もなくヘルシーで低価格な鹿肉が、牛に代わる食肉としてもっと流通するといいと感じているそう。
「ししゃもの和咖哩」はけずり粉や花山椒、グリーンカルダモン、コリアンダーなどが入り、こちらは更にスパイシー。上に乗ったししゃもは子持ちでした。
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食後にちょうど手が出てしまう小ぶりで可愛いレトロな「昭和プリン」。固めのプリンにしっかり焦がした苦甘カラメルが好みでした。
こじんまりとした小屋に美味しさと可愛さと魅力がたっぷり詰まって、居心地のいい素敵なお店でした。
- 場所
- curry hut & petit bistro BAKE(カリーハットアンドプチビストロ バケ)
(神戸市東灘区御影本町6-6-6 )
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