南あわじ市志知にある「シラギク牧場」直営のジェラート店『VERDE TENERO（ヴェルデテネロ）』に行ってきました。

外のベンチでワンちゃんと一緒に楽しむお客さんも

イタリア語で「ソフトグリーン」を意味する店名の通り、温かみのあるグリーンの扉が目を引く外観。県道31号線「志知」交差点から車で1分ほど南に進むと右手に見える牛のマークが目印です。お店の前の駐車場がいっぱいの時は、道路を挟んで向かい側の第2駐車場を利用しましょう。

思わず一緒に自撮りしたくなる可愛い子牛のオブジェ

南あわじ市で75年以上続く「シラギク牧場」。1代目が育てていた牛「シラギク」の濃厚な味わいのミルクを、系統繁殖を守ることによって代々受け継いでこられた、牛からこだわるちょっと特別な牛乳を生産されています。

産まれる子牛がすべてメスとは限らない中、シラギクの系統を絶えさせないよう愛情を込めて飼育され、大切に守られてきた牛たちが生み出すミルク。その美味しさを味わえるようにと搾りたてのシラギク牛乳をミルクベースにして創り出された、貴重なジェラートが楽しめます。

「シングル」430円（税込）、「ダブル」550円（税込）、「トリプル」600円（税込）
プレミアムフレーバーは「シングル」＋200円（税込）、「ダブル」＋150円（税込）、「トリプル」＋100円（税込）

人気No.1の「シラギク牛乳」、森果樹園のなるとオレンジを使った「なるとオレンジミルク」、楠農園のミントを使用した「チョコミント」、平岡農園のライムを使用した「ライム」など、淡路島のものを活かしたフレーバーも充実。

「GELATO（トリプル）しらぎく牛乳・なるとオレンジミルク・あんころポーネ さくら」600円（税込）、「牛さんクッキー（カマンベールチーズ）」150円（税込）※「あんころポーネ・さくら」は4月中旬までの季節限定フレーバーとなり通常は「あんころぽーね」の提供となります

今回は、王道の「シラギク牛乳」、「なるとオレンジミルク」、「あんころポーネ・さくら」のトリプルに「牛さんクッキー」をトッピングしていただきました。

「シラギク牛乳」は、濃厚さを感じる舌触りにふくよかなミルクの甘みがあふれ、搾りたての新鮮なミルクを使用しているおかげで後味はすっきりとしています。素材だけではなく練り方にもこだわり、空気の含有量を少なくしてもったりとした重たい食感を出しているのだとか。

あんころポーネには南あわじ市老舗和菓子店栄堂のあんこがたっぷりと使用されている

「なるとオレンジミルク」は爽やかな香りとほろ苦さが特徴の淡路島なるとオレンジの特徴が活きるようマーマレードにしてミルクベースに練り込まれています。まろやかなミルクの甘みとなるとオレンジのほろ苦さが抜群の相性。

同店の人気商品「あんころポーネ」の春限定「さくら」は、上品なあんこと濃厚なミルクに桜の香りがふわりと香るとろけるような至福の味わいです。あんこ好きならきっと、来年の春も絶対にこのフレーバーを食べに来たいと思うはず。

イートインスペースは7名まで利用可

臭みの無いすっきりとした、風味豊かなミルクベースが「ジャスミン茶」など香りの強い素材も、まろやかで風味豊かなジェラートに変身させます。どのフレーバーを食べても光るのは、素材の香りを取り込みコクを加えるミルクの美味しさ。

店主の原あゆみさん（中央）とスタッフの皆さんが優しく迎えてくれる

いつ来ても、高品質な牛乳に厳選された素材、そして淡路島の季節感を楽しめるのも嬉しいところです。「ずっと牛飼いを続けていけたら」と語る店主の原さん。愛情たっぷりに育てられた牛さんの生み出す、幸せな味わいのジェラートは、オンラインショップでも購入できるので、ギフトにしても喜ばれそうですね。