光科学に関する講演や実演　最先端の科学を体感

『第23回SPring-8 施設公開』　佐用町

　大型放射光施設「SPring-8（スプリングエイト）」やX線自由電子レーザー施設「SACLA（さくら）」などの研究施設が公開されるイベントが4月26日、佐用町光都の理化学研究所播磨キャンパスで行われる。入場無料、事前予約など不要。

　同イベントでは、播磨キャンパス内の研究機関と共同して、それぞれの施設の活動やそこで生まれた研究成果を紹介する。小惑星探査機はやぶさが小惑星イトカワから持ち帰った微粒子の分析や、ダイハツ工業の自動車用燃料電池関連技術など、幅広く利用されている「SPring-8」の、中央制御室や実験ハッチなどを見学できるほか、科学体験や工作などにも参加できる。

　また、「次世代バイオ燃料技術と大型放射光施設」や「植物が光と水からエネルギーと酸素を取り出す仕組み」などをテーマとした科学講演会も実施。整理券が必要なメイン会場と、同時中継が行われるサブ会場があり、合わせて定員は約260人まで。

　当日は、播磨科学公園都市に設置された無料の共同駐車場から同施設を結ぶ、無料直行バスも運行される。

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