和食ってちょっと敷居が高いなぁと感じませんか？そんな方も、きっと気軽に楽しめる日本料理店が、大久保駅前にオープンしました。

「四季和食 あかしや」（明石市）は、以前は明石市魚住で「旬楽幸味」として営業されていて、3月に大久保駅前へ移転されました。私も以前から気になっていたお店なんです。

お昼はお得なミニコース（2,000円～）のほか、予約で会席のライトコースやフルコースも注文が可能。

カウンターでは、料理の道に入って40年のオーナー兼料理長の橘吉幸さんとの会話とともに、手をかけて作られたお料理を楽しめるのが魅力の一つです。

「ミニコース餐～さん～」3,000円（税込）　※ランチのみ

今回は、ミニコースの中からお料理が盛り沢山の「餐〜さん〜」をいただきました。まずは、先付けから。

先付け

この日は、「明石蛸の大葉ソース」「たけのこ」「魚のかま」の3種。

明石蛸特有の弾力は残しつつも、やわらかい！自家製の大葉ソースがかかっていて、旨味が引き立てられています。このソースに限らず、同店で使われているものはほぼすべてが自家製なんだそう。

魚のかまは、同店は女性が多いことからあらかじめ丁寧にほぐして提供されています。凝縮された旨味が舌の上でほろっとほぐれ、これから出てくるお料理がますます楽しみになる一皿でした。

炊き物「自家製ごま豆腐のあられ餡かけ」

炊き物は、あられをまとって揚げられた自家製のごま豆腐がサクサクと香ばしい一品。ごま豆腐自体はとてもなめらかで濃厚です。餡はお出汁の味がしっかりしていて、最後の一滴までいただきたい！

お造り「ヒラメ、カンパチ、ハリイカ」

お造りは、料理長が毎朝明石の市場へ足を運び、選んできたものが2～3種日替わりで提供されているんだそう。程よい歯ごたえで、鮮度の高さが伺えます。明石のハリイカはコリコリとしていて、噛めば噛むほど口の中に甘みが♪

今日の一品「さわらの味噌漬け」

「炭火は生きている」と橘さん。カウンターで目の前で炭火焼されたさわらは肉厚でジューシー。香ばしさのあとに、優しい味噌の風味がふっと鼻に抜けます！

小鍋「炭火焼自家製焼きあなごの小鍋」

あなごは、香ばしくて食べ応え十分。お出汁が本当に美味しくて、お行儀お構いなしに余すことなくいただきました！鰹節はその日に使う分だけを削って使っているんですって。だから香り高いんですね！料理長が「うちは気楽に味わってもらいたいから、リラックスして楽しんでね！」というお言葉が嬉しかったです。

揚げ物「スズキの唐揚げ」

揚げ物は表面はサクサク、中はホクホクで、唐揚げ用にブレンドされたポン酢でさっぱりといただけました。

食事「ちらし寿司」

食事はこの日は「ちらし寿司」。ゴロゴロとたっぷり入ったお造りがうれしい！フキの香りがアクセントになっています。

甘味「わらび餅」

わらび餅も手作りなんですって。優しい甘さで最後まで幸せな気分で過ごせました♪

料理長が「魚住ではお客さんに支えてもらっていたので、これからも地域の方々に愛されるお店でありたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。季節によって、また違った旬を楽しめるので定期的にお邪魔したいです！