バンドー神戸青少年科学館（神戸市中央区）のプラネタリウムで、2つの新しいプログラムの投映を3月20日より開始します。

まず一つは、開館40周年記念プラネタリウム番組「MMX火星衛星探査計画」。

日本の小惑星探査では「はやぶさ」がイトカワから、「はやぶさ2」がリュウグウからサンプルリターンを行ってきました。その技術を継承する「MMX（エムエムエックス）」は、火星の衛星フォボスからのサンプルリターンに世界ではじめて挑戦します。

火星の衛星探査に挑み、成しえなかった歴史や、何度も失敗を重ねながら挑戦を続け、つかみ取ってきた科学的成果を紹介するとともに、MMX探査機の発射から地球への帰還までを解説します。

そして、新こども番組「お月さまのひみつ ～れっしゃにのってだいぼうけん～」もスタート。本作品は、星座にまつわるクイズやゲームを通して、月のひみつに迫ります。

12の誕生星座たちの協力を得ながら、月に向かってどのような列車の冒険が展開されるのか、親子で楽しめます。また、七夕のシーズンには、織姫と彦星のお話が追加されるなど、季節に合った内容で届けてくれるのだとか。

担当者は「『MMX 火星衛星探査計画』は、まるで自分が探査機になったかのようにMMXミッションを体感できる番組です。『お月さまのひみつ』はプラネタリウムがはじめてのお子様にもおすすめです」と来場を呼び掛けています。