国際コンテストで世界6位を受賞したフレーバー
王子公園の『Gelateria Monction(ジェラテリア モンクション)』でストラッチャテッラを実食 神戸市
王子公園のジェラート専門店『Gelateria Monction(ジェラテリア モンクション)』(代表・黒木大智さん)が、1月23日にイタリア・リミニで行われた「2024国際ジェラートコンテスト」で世界第6位に選出、自由部門でも特別賞に輝きました。その受賞フレーバーが期間限定で味わえるとのことで行ってきました。
同コンテストは、世界最大級のジェラート・製菓・ドルチェの国際見本市「SIGEP」でイタリアジェラート協会が主催する権威ある大会。
[ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
イタリアを中心に世界各国から企業や腕利きの職人の参加が数多あった中、なんと初挑戦で第6位!これは現地でもとても驚かれたそうです。
ジェラートに精通した審査員たちが全作品の味とテクスチャーを吟味し、決勝に残す10作品を決定。シビアに足切りされる予選の雰囲気は、M-1グランプリのようだったと黒木さんは振り返ります。
また作っておいた自由部門の作品が、預けていた冷凍庫から忽然と消えるという信じ難い出来事に見舞われ、残っていた材料と現地で急遽かき集めた素材で、何とか提出期限2分前に滑り込み提出するというハプニングもあったんだとか!
課題となった「ストラッチャテッラ」は、イタリアでは定番のチョコチップ入りのミルクジェラート。シンプルなフレーバーだけに「奇をてらったことをすれば本場イタリアでは受け入れられない」と考えた黒木さんは、素材にとことんこだわります。
ミルクジェラートには木次乳業の低温殺菌牛乳、吉田養蜂場の神戸産蜂蜜、イタリアの高脂質のマスカルポーネチーズを使用。チョコレートは垂水のシオヤチョコレートに特注。浅煎りで酸味のあるものとカカオ感の強いダークなもの、2種類のBean to barチョコレートを混ぜて使用しました。
[ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
ジェラートにスプーンを入れると、やわらかで軽い持ちあがり。口に運ぶと、さっぱりとしたミルクの味わいに優しい甘さが広がり、マスカルポーネのコクも感じます。細かく砕かれたチョコチップも存在感を覗かせます。
チョコチップの口どけには特にこだわり、どの温度でどの位溶けるのかを計算しつつ実験のような作業を繰り返して調整をしたのだそう!
特別賞を獲得した「抹茶コーヒー、酒粕マスカルポーネ」は、イタリア人の好きなコーヒーを、イタリアにはない苦みや渋みのある旨味でアレンジした味。萩原珈琲のマンデリン、京都・和束の湊製茶の抹茶、近隣の吉田酒店から仕入れた灘五郷の大吟醸の酒粕を使っています。
口に入れた瞬間、抹茶とコーヒーが絶妙に混ざり合う斬新なフレーバーに驚き!思わず声が出てしまいました。ねっとりとした質感にコーヒー豆と抹茶のざらつく舌触りと香りがとても楽しく、こちらはしっかり甘めでした。
[ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
受賞フレーバーは、どちらも3月末まで提供予定(材料がなくなり次第終了)です。世界に認められた職人黒木さんが作る本物のイタリアンジェラートを味わってみては?
- 場所
- Gelateria Monction(ジェラテリア モンクション)
(神戸市灘区福住通4丁目2-17 )
Google マップ - グルメサイトで見る